「創作能力を奪われた」AI版『ごんぎつね2』の衝撃
ポッドキャスト番組『かいだん』にて、パーソナリティのうすだ氏とカイ氏が、名作童話『ごんぎつね』(新美南吉)の続編をAIで創作する企画に挑戦。その制作秘話と、AIが生成した物語の驚くべきクオリティについて白熱したトークを繰り広げた。二人の対照的なアプローチから、AIと創作の未来像が浮かび上がる放送となった。
「AIに創作能力を奪われた」うさ氏の挑戦
うすだ氏は、GoogleのAIツール「NotebookLM」を用い、「ごんは生きていた」というシンプルな設定で続編制作に着手。原作を読み込ませた上で「後悔と和解」といったキーワードを与えて生成したところ、予想を遥かに超える質の高い物語が完成したと明かした。その出来栄えに、「一発で思ってたよりだいぶ全然いいものができて、自分で考えるより100倍ぐらい良かったんで、直す気力もなくなって」と驚きを隠せない様子。
さらに、「もうAIに創作能力を奪われた感じがして」と、AIの進化に舌を巻いている。しかし、その後にモデルを新しいものに変え、「ミュージカル調に」といった捻った指示を加えた第二作の制作では苦戦したという。プロンプトの意図が露骨に反映されすぎたそうで、「『ウキウキするような読後感が欲しい』と書いたら、そのまま(作中でごんが)『ウキウキと動き出して』」とAIの素直すぎる挙動に苦笑い。結果的に、最初にシンプルな指示で生成した作品が最も優れていたと結論付けた。
立場逆転で描く「兵十の空回り」
一方、カイ氏はAI「Claude」を使い、より緻密なプロットを構築して創作に臨んだ。原作のテーマである「気持ちのすれ違い」を、今度は兵十の側で描く「空回り」をコンセプトに設定。ごんを撃ってしまったことを悔やみ続ける兵十が、ごんそっくりの狐(実はごんの双子の兄弟)と出会い、罪滅ぼしを始めるという物語を考案したのである。
この複雑なプロンプトに対し、AIは驚きのアウトプットを提示。カイ氏が「これ面白いなと思った。やるじゃんAIと思って」と唸ったのは、物語の冒頭が原作のラストシーン「青い煙がまだ…」からシームレスに始まっていた点だ。
さらに、カイ氏が指示していないにもかかわらず、AIが勝手に「尻尾の先が少し白くて違うキツネです」という独自設定を加えてきたエピソードも披露。頼んでいない展開に面白さを見出しつつ、物語はクライマックスへ。最後はごんの兄弟が兵十への復讐を思いとどまり和解に至るが、その締め方も「『青い煙はもう出ていなかった』って締めてきて、あ、これうまいことやるじゃんと思って」とAIの構成力を高く評価した。
AI創作の可能性と「人間の手」
二人の対照的なアプローチは、AI創作の現在地を浮き彫りにした。うすだ氏のように、少ない労力で期待以上の成果物が得られる手軽さ。これはAIの大きな魅力だろう。一方で、カイ氏のように細部までこだわり抜いたプロンプトを作ると、逆にAIのアウトプットの粗が気になり始めると指摘。「うまく出してくるけど、やっぱり最後いいものを作るにはまだまだ人間の手がかかる」と、クリエイターとしての視点から語った。
カイ氏は以前参加したイベントでの言葉を引用し、「AIは10頑張っても5しか出てこない。だけど、1を入れても5が出てくる。だから、10頑張るより1入れてった方がいいぞ」と解説。労力とアウトプットの非対称性がAIの特性なのだ。
しかし、うすだ氏は「(AIが)結構いいの出してくる」からこそ、手直しする意欲が湧かないという新たなジレンマも吐露。AIの能力の高さが、かえって人間の創作意欲を別の形で左右するのかもしれない。いずれにせよ、手軽なエンタメ制作ツールとしてのAIの可能性を大いに感じさせる議論であった。
※この記事はPodcast番組をもとにAIを用いて自動生成されたもので、誤った情報や不完全な記述を含む可能性があります。正確性や品質は保証されませんので、必要に応じて他の情報もあわせてご参照ください。