『AKIRA』はなぜ世界を揺さぶる?海外&漫画家視点で考察
漫画やアニメを独自の視点で語るポッドキャスト番組『3AMオタック!』が、新年最初のエピソードでアニメ映画『AKIRA』を大特集。パーソナリティのまゆ氏、シスコ氏に加え、ゲストとして少女漫画家で番組準レギュラーの杉本氏が登場し、世代を超えて語り継がれる名作の魅力を深掘りした。
世代で異なる『AKIRA』との出会い
1988年に公開され、今なお国内外でカルト的な人気を誇る本作。番組ではまず、各々の『AKIRA』体験が語られた。今回が初鑑賞だったというまゆ氏は、「すごい忙しかったな、正直思った。ずっとこの映画の落ち着くこともなく、ずっとこう忙しいアクション」と、ノンストップで展開される物語に圧倒されたと告白。見終わった後には「エヴァンゲリオンを見た時の気持ちになった。ちょっと分かんなかったな、私っていうのが本当に正直な感想」と、その難解さに戸惑いを見せた。
一方、今回で4回目の鑑賞となるシスコ氏は、見るたびに印象が変わる作品だと分析する。高校時代に初めて見た際は「映像だけが全てだった。これはかっこいいって思うばかりで、何を意味してたのかは考えてなかった」と振り返った。回を重ねるごとに物語の深みに惹きつけられていったという。
ゲストの杉本氏は、幼少期にいとこの家で偶然目にした際の強烈な思い出を披露。「あまりにも怖すぎて、えぐいっていうか、ちょっとグロテスク。私いつもこたつに隠れてて」と、子供心に受けた衝撃を語る。その後、高校時代に書店で原画集を見つけ、あの時の怖いアニメが『AKIRA』だったと知ったそうだ。漫画も全巻読破したという杉本氏は、「『AKIRA』っていう作品にちょっと触れるだけで、何かが取り戻せる」と、自身にとって特別な作品であることを明かした。
海外での絶大な人気と後世への影響
日本のみならず、海外でも熱狂的なファンを持つ『AKIRA』。その理由について、アメリカの大学でアニメクラブ部長の経験を持つシスコ氏は独自の視点で解説した。公開当時、「アメリカのアニメーションの中では、こういう大人向けのアニメはあんまりなかった」と指摘。「アニメの存在をよく分からなかったアメリカ人でも、『AKIRA』を見て、あ、こういうアニメもあるんだって初めて知ってて、これはめっちゃ面白いって多分感じました」と、その映像的インパクトがカルチャーショックを与えたと分析した。特に『ブレードランナー』と並び「サイバーパンクの始まり」としてジャンルを確立した功績は大きいと力説する。
また、後世のクリエイターに与えた影響も話題となった。杉本氏は、藤本タツキ氏の漫画『ルックバック』に触れ、「金田が敵の銃弾から逃げる時に全力疾走するんですけど、その時のポーズっていうか走り方が、(『ルックバック』の)藤野が雨の中嬉しくて全力疾走した」シーンと酷似していると熱弁。絵で読者を揺さぶる表現力に共通点を見出した。さらに、まゆ氏が音楽の独特さから今敏監督の『パプリカ』を連想すると、杉本氏から「その監督がこの『AKIRA』に関わってる(※漫画版のアシスタント等として)」という驚きの事実が明かされ、スタジオは騒然となった。
原作漫画との違いと「カーネル」の正体
原作者である大友克洋自身が監督を務めたアニメ版だが、当時まだ未完だった漫画版とは内容に違いがある。シスコ氏は、漫画版ではドラッグがより日常的に描かれている点に言及。「金田のジャケットはカプセルのデザインがついてるんだけど、あ、それは彼がドラッグを使うっていうことなんだなって漫画を読んで初めて分かった」と、新たな発見に興奮を隠せない様子であった。
番組の恒例コーナーでは、作中に登場する軍の「大佐」という階級が英語で「カーネル」であることが紹介された。これに杉本氏は「ケンタッキーしか出てこない」と戸惑うが、実はケンタッキーフライドチキンの創業者カーネル・サンダースの「カーネル」が「大佐」を意味する名誉称号だったという豆知識が披露される。「人の名前だと思っておりました」と驚く杉本氏に、スタジオは笑いに包まれた。作品の奥深さから意外な雑学まで、まさに『AKIRA』をしゃぶり尽くす放送となった。
※この記事はPodcast番組をもとにAIを用いて自動生成されたもので、誤った情報や不完全な記述を含む可能性があります。正確性や品質は保証されませんので、必要に応じて他の情報もあわせてご参照ください。