89歳で19億円不正の深層に迫る一冊「岐山の女」
- #41『岐山の女』地元の絆が、19億円の不正に変わるまで(ゲスト:窪田新之助さん))
- BIBLIO JAM
- 40分2秒2026年10月14日
ノンフィクション作家の窪田新之助が、ポッドキャスト番組「BIBLIO JAM」に出演した。講談社から刊行された新刊『岐山の女』について語り、第一生命の元トップセールスが引き起こした巨額不正事件の深層を明かした。
89歳で19億円を詐取した手口
本作は、山口県徳山を舞台に89歳まで第一線で君臨した正下文子が、顧客24人から約19億5100万円を騙し取った実態に迫るルポルタージュだ。手口は「高い利息がつく特別枠がある」と持ちかけて個人的に資金を集める巧妙なものだった。
窪田は、彼女が圧倒的な営業実績を誇り会社から高く評価されていたと振り返る。顧客宅へ日参して抹茶を飲み、生活全般の面倒まで見ることで築かれた絶大な信頼が、巨額の不正を可能にしたと分析した。
報道の先に光を当てる執筆の流儀
取材にあたり窪田は、事件発覚後も顧客に届いた枝豆や祝賀会の席順など、細部の情景に徹底してこだわった。「細部に大事なことが詰まっている」とし、民俗学者・宮本常一の教えを引いて報道が一巡した後にこそ真実が浮かぶと熱弁を振るう。
かつて農業ジャーナリストとして制度の矛盾を追っていた窪田だが、人間のあり様を描くために作家へ舵を切った。地方の共同体や男社会の力学、人間の業や社会の暗部を浮き彫りにした力作の背景を明かした。
- #41『岐山の女』地元の絆が、19億円の不正に変わるまで(ゲスト:窪田新之助さん))
- BIBLIO JAM
- 40分2秒2026年10月14日
※この記事はPodcast番組をもとにAIを用いて自動生成されたもので、誤った情報や不完全な記述を含む可能性があります。正確性や品質は保証されませんので、必要に応じて他の情報もあわせてご参照ください。