幻の傑作が復活。『ヤンヤン 夏の想い出』を観るべき理由

2026年1月8日

クリエイティブプロデューサーの三好剛平氏が、1月8日に放送されたRKBラジオ『田畑竜介 Grooooow Up』に出演し、自身の「映画人生を決定づけた」という一本の映画について熱弁を振るった。三好氏が紹介したのは、台湾の巨匠エドワード・ヤン監督の遺作にして集大成と評される『ヤンヤン 夏の想い出 4Kレストア版』。新年最初の出演でこの作品を取り上げることに「おののいてすらいる」と緊張を滲ませつつも、その魅力を全身全霊で語った。

監督の遺作にして集大成と評される一作

まず三好氏は、エドワード・ヤン監督が1980年代の映画運動「台湾ニューシネマ」を牽引した最重要人物の一人であると解説。従来の商業主義とは一線を画し、台湾固有の文化や社会を深く掘り下げることで新たな映画表現を生み出したムーブメントの中心的存在であったと説明する。

2007年に59歳の若さで亡くなり、長編映画はわずか7本しか残さなかった寡作の監督だが、その作品群は今なお世界の映画人に影響を与え続けている。中でも本作は2000年のカンヌ国際映画祭で監督賞に輝くなど国際的に高く評価された。

しかし日本では権利関係の複雑さから長らく劇場での再上映が困難で、ファンの間では「二度とスクリーンでは見られないのでは」と噂された幻の傑作であった。それが今回、25年の時を経て4Kレストア版として蘇ることになったのである。

家族それぞれの物語が並行して描かれる

物語の舞台は現代の台北。8歳の少年ヤンヤンと、コンピューター会社を経営する父NJ、母ミンミン、高校生の姉ティンティン、そして祖母の5人家族の日常が描かれる。ある日、結婚式で祖母が突然倒れ昏睡状態に陥ったことをきっかけに、一家の生活は大きな変化を迎えることとなる。

介護に疲れた母は宗教に傾倒し、父は会社の経営危機に直面しながら、結婚式で再会した初恋の人との間で揺れ動く。姉は祖母が倒れたのは自分のせいだと罪悪感に苛まれる日々。そんな中、主人公の少年ヤンヤンは父から譲り受けたカメラで、人々の「後ろ姿」を無心に撮り続ける。家族一人ひとりが抱える悩みや喜びが、それぞれの視点から並行して丁寧に紡がれていく構成となっている。

ちなみに、父NJが会社の命運をかけて交渉に臨む日本人ゲーム開発者役をイッセー尾形が好演している点も見どころの一つだと明かされた。

「人生の全てがこの映画の中にある」

三好氏は、「この映画は、脚本、撮影、演技、演出など、およそ映画を構成する全ての要素が寸分の狂いもなく完璧に機能した傑作」と断言。続けて「不思議なほどに国籍も年代も問わない、私たちの人生の全てが映画の中にある」と、その普遍的な魅力を熱く語った。

本作の重要なテーマとして「物事には自分が見ている側面と、決して見ることのできない側面がある」という命題を挙げる。ヤンヤン、ミンミンといった登場人物の反復する名前が二面性を暗示していることや、少年がなぜ人々の後ろ姿を撮り続けるのか、そうした無数の仕掛けが連鎖し、観る者に切実なメッセージを投げかけると分析した。

そして「まさしく僕らがなぜ映画を見るのかということにもつながる大いなる問いかけにも思えたりしちゃう」と、映画そのものの存在意義にまで言及。最後に「絶対に絶対に劇場でご覧くださいということを、まずは三好の全身全霊を込めた推薦としてお伝えしておきます」とリスナーに強く呼びかけ、プレゼンを締めくくった。

※この記事はPodcast番組をもとにAIを用いて自動生成されたもので、誤った情報や不完全な記述を含む可能性があります。正確性や品質は保証されませんので、必要に応じて他の情報もあわせてご参照ください。

幻の傑作が復活。『ヤンヤン 夏の想い出』を観るべき理由 | PodcastTimes