ポッドキャストで演技の壁を吐露「なりきるって間違い?」
ミュージカル専門ポッドキャスト番組「overture」が雑談回を配信し、パーソナリティを務めるmomonga氏が、最近のミュージカル関連の活動やリスナーとの交流について語った。自身の演技に関する深い悩みを打ち明ける場面もあった。
感銘を受けたミュージカルライブ
番組冒頭、パーソナリティは近況としてミュージカルライブ「Slay Killer」を観覧したことを報告。このライブの出演者の一人が、以前番組でも取り上げた考察記事の執筆者であり、番組リスナーでもある橋本氏だったという。人気アニメ『ハズビン・ホテル』の楽曲も披露されると聞き、足を運んだと明かした。
中でも、作中屈指の人気曲「ルーザー・ベイビー」が橋本氏の和訳、そして生バンドで披露されたことに大きな衝撃を受けた様子。「生バンドでルーザー・ベイビーすごいかっこよくて、いいなと思いました。ハズビン・ホテルの曲歌ってみたいなってすごい思いましたね」と、自身も歌唱への意欲をかき立てられたと語る。
さらに、ライブのコンセプトが自身の番組に通じるものだったといい、「自分もやりたいなこういうことって思いましたね」と共感を寄せた。パフォーマンスを通して作品の魅力を伝え、観客の心を動かす力に「羨ましくもあり目指したいなっていう風に正直思いました」と、大きな刺激を受けたようだ。
演技の壁と「成りきる」ことへの葛藤
続いて、単発のミュージカルワークショップに参加した際の体験談を披露。その回の演出家が「自然な人間の会話」を重視するタイプだったことから、自身の課題が浮き彫りになったという。「本当に会話劇ができないっていうか苦手意識があったり、リアルなお芝居ができないところがあって。デフォルメ化されたお芝居しかできない」と、長年抱える演技の壁について真剣なトーンで告白した。
その中で、意を決して演出家に長年の疑問をぶつけたと明かす。「『役に成りきるっていうのは間違いなんですか?』って質問をしたんですよね」。すると、演出家からは「正解のキャラクターがいてそれに近づけるんじゃなくて、もちろんキャラクターのことはいっぱい調べるんだけど、それを頭に入れた上で場に出てやる時は、相手のセリフを受け取って返すことだけをやった方がいい」という、予想外のアドバイスが返ってきた。
この言葉にパーソナリティは、「そうだったんだ、だからミュージカルって私が思ってたものと違うのかもしれないって思いました」と、自身の演劇観が根底から覆されるほどの衝撃を受けたと振り返った。この経験は、今後の表現活動において大きな転機となったに違いない。
リスナーとの深い考察と交流
番組後半では、リスナーから寄せられたお便りを複数紹介。特に、ミュージカル『マリー・キュリー』を観劇したという後輩からのメッセージが、深い考察へとつながった。それは、作中で描かれるピエール・キュリーの死が、単なる事故ではなく「事故ではなかったんじゃないかなという点です」という鋭い指摘であった。
作中でピエールが悪徳実業家に尾行される伏線があったことから、パーソナリティも「確かにあの、尾行してた伏線が全然回収されないなと思ってたんですよ」と深く同意。史実では事故死とされていることに囚われていたと明かし、リスナーの考察によって作品解釈がより深まったことを喜んだ。
また、『ハズビン・ホテル』に「どうも視聴欲が湧きません」というリスナーからの悩みには、作品の楽しみ方を3つのポイントに分けて丁寧にアドバイス。
「ブロードウェイミュージカルとかディズニーミュージカルのパロディーのネタを探して楽しもう」といった視点や、キャラクターの関係性の変化、そして現代社会への風刺的な視点などを挙げ、作品の奥深さを熱弁した。
リスナーとの深いやり取りは、番組の大きな魅力の一つとなっている。
※この記事はPodcast番組をもとにAIを用いて自動生成されたもので、誤った情報や不完全な記述を含む可能性があります。正確性や品質は保証されませんので、必要に応じて他の情報もあわせてご参照ください。