レアアース採掘成功「経済合理性」の壁

「日本でも取れる」は本当か? 南鳥島レアアースと経済合理性|2026年2月3日収録
聞く西日本新聞
29分48秒2026年2月4日

西日本新聞のポッドキャスト番組『聞く西日本新聞』にて、南鳥島沖でのレアアース回収成功が話題となった。最新の配信回では、ベテラン記者の植田祐一氏(編集局次長)が、政府発表に対する過度な期待と厳しい現実のギャップについて鋭く切り込んでいる。小笠原諸島の最東端である南鳥島沖、水深約5,600メートルの海底から、次世代産業に不可欠な資源を含む泥の回収に成功したというニュースだ。

5600メートルの海底に眠る資源の「現実」

植田氏は、快挙を喜びつつも冷静な視点を提示する。南鳥島は東京から約1,950キロメートルも離れた孤島だ。「福岡から北に行けばカラフト(サハリン)まで届く距離」とその遠さを解説。富士山を沈めても山頂が届かない深海から、10メートルのパイプを600本繋いで泥を吸い上げる作業には、天文学的なコストが伴う。「どんだけ金かかるんですかっちゅう話」と語り、経済性の低さを指摘した。

石炭産業の歴史から学ぶ「採算の重要性」

かつて日本を支えた石炭産業を例に挙げ、記者は議論を進める。国内に石炭がなくなったわけではなく、安価な石油に価格で勝てなかったために閉山が相次いだ歴史を紐解く。資源が眠っていることと、産業として成立することは全く別の次元なのだ。「あるっていうことと、経済合理性が乗っかれるかどうかっていうのは全く別問題」と植田氏は断言。中国産の安さに対抗する難しさを浮き彫りにした。

政治利用への懸念と多角的安全保障の道

中国脱却を謳う一部の政治家に対し、植田氏は強い懸念を示す。「素人をだまそうとしてるのやめてよ」と吐露し、これが一発逆転の策ではないと釘を刺す。2010年の尖閣諸島漁船衝突事件以来、日本はリサイクルの推進や代替物質の開発など、地道な努力を続けてきた。今回の成功もその長い道程の一部に過ぎない。「過大な期待を抱かせるものではない」と語り、正確な分析の重要性を説いて締めくくっている。

「日本でも取れる」は本当か? 南鳥島レアアースと経済合理性|2026年2月3日収録
聞く西日本新聞
29分48秒2026年2月4日

※この記事はPodcast番組をもとにAIを用いて自動生成されたもので、誤った情報や不完全な記述を含む可能性があります。正確性や品質は保証されませんので、必要に応じて他の情報もあわせてご参照ください。