ポルノ・ハルイチ、AIの進化に持論と危機感

2025年12月1日

ポルノグラフィティの新藤晴一(ハルイチ)がパーソナリティを務めるラジオ番組『ポルノグラフィティ・新藤晴一の『カフェイン11』が放送された。番組内でハルイチは、近年の急速なAIの進化について触れ、音楽をはじめとするクリエイティブ業界の未来について持論を展開。アーティストならではの視点から、その可能性と危機感をあらわにする場面があった。

英語の直接理解で知る洋楽の深み

番組序盤、最近再び英語学習に取り組んでいるというハルイチは、独自の学習法について語り始めた。それは、英単語を一度日本語に翻訳するのではなく、直接イメージとして捉える訓練だという。この訓練の副産物として、これまで聴き馴染んできた洋楽が全く新しい感動をもって心に響いてきたと明かした。

ハルイチは『You Are My Sunshine』を例に挙げ、「サンシャインは太陽っていうか、光なわけ」「どうかその光を持って行かないでって言って」と、歌詞がダイレクトに染み渡る感覚を熱弁。

さらにエリック・クラプトンの名曲『Tears in Heaven』にも言及し、「すごい単純な歌詞なんだけど、割と初めてこの英語での歌詞で感動するっていう、あの経験ができて。なんか、こんな喜びを糧にやっていくしかないなという今の英語学習の進捗ですね」と語り、言葉が持つ本来の力を再認識する貴重な体験となったようだ。

AIの進化は「若い人たちの仕事」

世代間のコミュニケーションの話題から、話は核心であるAIのテーマへと移っていった。若者が句読点の多い文章に緊張感を覚えるというトピックに対し、ハルイチは「もう句読点が多い文章に緊張感を覚えるのはそちらでなんとかしてくださいっていう。こちらの問題でもないんで」と、上の世代としてのスタンスを表明。

続けて、AIが音楽や歌詞、映像まで作り出す現状に触れ、「AIと戦うとか、AIが、これ10年後にはとかの話じゃないじゃん。来年にはとか、2年後にはとか、もっと今と全然違うAIの活用法になるわけよ」と、その進化の速度に警鐘を鳴らす。

そして、自身はこれまでの創作スタイルを貫くとしながらも、「それがマジで若い人たちの仕事やと思うわけ、もう」「AIとの共存とか、AIのに対して人間である意味であるとか、それはまたこれからの方が考えてくださいって気分に結局なるよね」と語り、AIといかに向き合うかは、これからの世代が担うべき大きな課題であるとの考えを示した。

AIが作る音楽と「人間がやる意味」

ハルイチの考察はさらに深まり、AIがクリエイティブ業界に与える具体的な影響について言及。アレンジャーや放送作家、さらにはマネージャーといった職種ですらAIに代替される可能性を指摘し、「もうありとあらゆるものが、ジャンルで自分がなぜそれを人間がやらないといけないのか、人間がやる理由」を全ての人間が問われる時代が来ると予測した。

特に音楽制作においては、「AI岡野くんとかおるわけじゃん。AI岡野くんで歌わせて」と、相方・岡野昭仁のボーカルすらAIで再現可能になる未来に言及し、「聞き手がこれでオッケーって言ったらもうそれでオッケーになるわけじゃん」と危機感を募らせた。

ハルイチは「(AIが作ったと)全然気づかんクオリティ」の作品が登場した場合を想定し、「本当にあなたは、その曲を良くないと見抜けますか」とリスナーに問いかけ、表現者としての複雑な心境を吐露。SFの世界が現実になろうとしている未来を突きつけていた。

※この記事はPodcast番組をもとにAIを用いて自動生成されたもので、誤った情報や不完全な記述を含む可能性があります。正確性や品質は保証されませんので、必要に応じて他の情報もあわせてご参照ください。