ポルノ・ハルイチ、独自の作詞術と怒りの哲学を語る
ポルノグラフィティの新藤晴一がパーソナリティを務めるラジオ番組『ポルノグラフィティ・新藤晴一の『カフェイン11』(BAYFM)が12月8日深夜に放送。自身の創作論から日常で感じる怒りまで、多岐にわたるテーマでトークを展開し、独自の作詞術や、首都高速道路での体験に基づくユニークな“怒りの哲学”を熱弁した。
聴き手の想像を妨げない独自の作詞術
番組序盤、ニューシングル『THE REVO』のカップリング曲『風波』に寄せられたリスナーからの感想メールをきっかけに、ハルイチは楽曲制作の裏側について語り始めた。アレンジャーを「どっちかというと文系のピアニストな気がして」と表現し、音楽には数学的な解釈と文学的な解釈の両側面があるという持論を展開した。
そこから話題は自身の作詞プロセスへと移行。過去に目にした作詞のハウツー本に「まず主人公の年齢とか背景をちゃんとこう肉付けしましょうとか書いてあるわけ。説得力を増やすためにね」と書かれていたことに触れ、「全然共感できんかった、俺」と、当時すでにプロとして活動していた自身が抱いた率直な違和感を吐露。
自身のスタイルについては、「(歌詞世界の)顔が思い浮かんでるとか、年齢が思い浮かんでるとか、全然想像してなくてさ」と、あえてキャラクターを詳細に設定しないのがハルイチ流であると説明。「そっちの方が俺が限定しすぎない方が、聴く人の想像とバッティングしないし」と述べ、聴き手一人ひとりの解釈に委ねることを何よりも重視していることを明かした。
「好きに想像していただいたものがまさに正解になるんじゃないかなということ願って書いております」と、リスナーに寄り添う創作における信念を語った。
首都高の割り込みに“閻魔様の裁き”
番組中盤では、「怒りの感情が湧かない」というリスナーからの悩み相談が紹介された。これに対しハルイチは「すごいね。仏みたいやん」「もう釈迦の悟りみたいな」と感心しきりの様子。人に期待しないことで怒りが湧かないという相談者の境地は、自己啓発本が説く理想の心持ちそのものであると分析してみせた。
一方で、自身は「イライラすることなんか、なんぼでもあるよ」と、人並みに怒りの感情を抱くと告白。タクシーの停車位置への些細な不満から、首都高速道路での体験談へと話が発展する。特に、アクアラインへ向かう分岐点で渋滞の列にギリギリで割り込んでくる車に対しては、多くのドライバーが強い憤りを感じていると共感を示した。
ハルイチはこの割り込み行為に対し、ユニークな持論を展開。死後の世界での「地獄の閻魔様」による裁きを想像し、「『でも、でも、でもここで割り込みましたね、アクアラインでね』って言われてると思う」と、いかなる善人でもその一つの行為で天国行きを逃すかもしれないと冗談めかして語った。逆に、真面目に列に並ぶ自身については「『でも、並んでましたしね』いうぐらい、そこで審議になるぐらいのことやと思う」と続け、スタジオの笑いを誘う一幕となった。
さらに番組の後半では、「音楽プロデューサーの役割」という専門的な質問にも回答。「お金を出す人らは、どの曲が売れるか。で、このグループが次の活動に良くなるかって選ぶ人は当然おるわけよ」と、ビジネスとしてのシビアな現実を解説するなど、クリエイターとしての深い洞察から日常の些細な話題まで、飾らない言葉で語り尽くした放送であった。
※この記事はPodcast番組をもとにAIを用いて自動生成されたもので、誤った情報や不完全な記述を含む可能性があります。正確性や品質は保証されませんので、必要に応じて他の情報もあわせてご参照ください。