三好剛平「ファッションが印象的な映画」に意外な韓国映画をセレクト

2025年11月27日

クリエイティブプロデューサーの三好剛平氏が「ファッションが印象的な映画といえば」というテーマで、リスナーから寄せられた数々の名作を紹介するとともに、自身が選ぶ一本を熱弁した。

不動の人気『プラダを着た悪魔』

「秋冬でファッション楽しむ人も多い」という季節柄に合わせた今回のテーマ。リスナーから最も多くの票を集めたのは、2006年公開の映画『プラダを着た悪魔』であった。

リスナーからは「上司の一言をきっかけにどんどん綺麗になっていくアン・ハサウェイと、彼女が身にまとう色んな服がどれもおしゃれでかっこいい」といった声が寄せられ、ファッション映画の代名詞としての強さを見せつけた。

これに対し三好氏は、「さすが定番強し」と納得の表情。自身も特に印象に残っているファッションがあるそうで、「劇中終盤で着用する、黒のタートルネックにジーンズ、ブーツ、そしてブラウンのライダースジャケットを着ているルックがあるんですけど、これがとてもこなれててかっこいいんですよ」と、具体的なシーンを挙げてその魅力を語っている。

往年の名作から意外な作品まで

他にもリスナーからは様々な作品が推薦された。1986年の『トップガン』には「トム・クルーズが着こなすチームワッペン付きレザーのフライトジャケットのワイルドさに魅了され、今もそれを楽しんでいる」という熱いコメントが届いた。

また、アラン・ドロン主演の『サムライ』や、デザイナーのトム・フォードが監督を務めた『シングルマン』を挙げ、「無意識に黒縁メガネを買ってしまいました」という影響力の大きさを物語るエピソードも紹介された。

さらに、オードリー・ヘプバーン主演の『マイ・フェア・レディ』や、そのオードリーを意識したという綾瀬はるか主演の『今夜、ロマンス劇場で』など、時代を超えて愛される女優とファッションの密接な関係性が浮かび上がる結果となった。

ディズニーヴィランの前日譚を描いた『クルエラ』も名前が挙がり、70年代ロンドンのパンクファッションが作品の世界観を彩る様が見どころだと推薦されている。

三好剛平が選んだのは韓国映画『尚衣院』

数々の名作が並ぶ中、三好氏がセレクトしたのは、2014年の韓国映画『尚衣院(サンイウォン)』という、やや意外な一本であった。この作品は、朝鮮王室の衣服を作る部署「尚衣院」を舞台にした物語。伝統を重んじるベテラン仕立て師ドルソクと、型にはまらない天才デザイナーの若者ゴンジンの出会いと対立を描いた歴史大作である。

ゴンジンは王宮でその才能をいかんなく発揮し、革命的なデザインで注目を集める。その才能に感嘆しつつも、ベテランのドルソクは嫉妬と危機感を募らせていく。

衣装費1億円、韓国版『アマデウス』の魅力

三好氏はこの映画の魅力を二つの側面から解説した。まず、衣装そのものの豪華絢爛さである。製作費のうち実に1億円が衣装製作費に充てられたと明かし、伝統的な刺繍や贅沢な生地の質感を存分に楽しめる作品だと力説。

そしてもう一つが、新旧デザイナーによる濃密な人間ドラマだ。互いに自分にはない才能を認め合うライバルでありながら、王室の権力争いに巻き込まれ、運命に引き裂かれていく二人。三好氏はそのドラマチックな展開を「これは韓国版『アマデウス』なんて言っちゃってもいいのかもしれないですね」と絶賛した。

多くのファッション映画が「着る側」のドラマを描く中で、本作は「作る側」の視点に立っている点が新鮮だと指摘。「伝統と革新」という普遍的なテーマが、豪華な衣装と共に描かれる本作は、映画ファンのみならず、ものづくりに関わる多くの人々の心に響く作品であると締めくくった。

※この記事はPodcast番組をもとにAIを用いて自動生成されたもので、誤った情報や不完全な記述を含む可能性があります。正確性や品質は保証されませんので、必要に応じて他の情報もあわせてご参照ください。