玉木氏驚愕!ドジャース日本式練習の秘密
スポーツ文化評論家の玉木正之氏が、ラジオ番組でメジャーリーグについて独自の視点で語った。ワールドシリーズの熱戦が繰り広げられる中、ロサンゼルス・ドジャースの練習風景に驚いたというエピソードを披露し、その背景にある日本野球との意外な繋がりを明かしている。
メジャーでは異例の練習風景
玉木氏は、ワールドシリーズの移動日に行われたドジャースの練習中継を見ていた際、ある光景に目を奪われたと語る。それは、グラウンドにバッティングケージが2つ並べられていたことだ。
日本では馴染み深いこの光景だが、玉木氏によると「これアメリカでは、結構珍しいんですよ」という。メジャーリーグではホームプレートを使って1つのケージで練習するのが一般的であり、2つ設置すると隣の打球がピッチャーに当たる危険性があるためである。
その瞬間に驚いたという玉木氏は、この練習方法の起源について解説を始めた。実はこの効率的な練習方法は、日本のプロ野球が生み出したものなのである。「そのネットの立て方とか工夫しなきゃいけないんですが、この工夫が実は日本が始めたんですよ」と、玉木氏は力説した。
日本のプロ野球で生まれた練習スタイルが、時を経てメジャーリーグの強豪ドジャースにまで伝わっていた。その事実に、同氏は大きな感銘を受けた様子であった。
日本から練習法を持ち込んだ男
この「日本式練習法」がメジャーに渡った経緯は、1988年にまで遡る。
当時、映画『メジャーリーグ』の取材でクリーブランド・インディアンス(現ガーディアンズ)を訪れた玉木氏は、そこで打撃コーチを務めていた一人の男と出会った。その人物こそ、かつてヤクルトスワローズと近鉄バファローズで「赤鬼」として恐れられた強打者、チャーリー・マニエル氏だ。
練習が始まるとそこには2つのバッティングケージが並んでおり、マニエル氏は玉木氏に「これは日本から俺が持ってきたんだ」と自慢げに語ったという。さらに、その導入の理由について、「俺は広岡監督が大嫌いだったけれど、このやり方だけは素晴らしいから取り入れた」と、本音交じりの裏話まで明かしたそうだ。
そして、このマニエル氏が打撃コーチを務めていたインディアンスに、1999年、一人の選手が在籍していた。それが、現在のドジャースを率いるデーブ・ロバーツ監督である。
この繋がりから、玉木氏は「そのバッティング練習っていうのは、彼が絶対に取り入れたはずなんですね」と推測。日本で生まれ、一人の助っ人外国人を介してメジャーに渡った練習法が、名将ロバーツ監督に受け継がれ、今やドジャースの強さを支える一端を担っているのかもしれない。
日本野球が取るべき未来の姿
この「逆輸入」とも言える事実に、玉木氏は「日本の緻密なやり方」「狭い日本に住んでいる日本人ならではの発想」がアメリカにも伝わっていることの面白さを強調した。
その一方で、日本プロ野球界もメジャーリーグから学ぶべき点が多いと提言する。現在議論されているクライマックスシリーズのあり方について、「球団数増やした方がいいですよね」と指摘。
アメリカの人口が日本の倍以上で30球団あることを引き合いに出し、日本でも15球団程度まで増やすべきではないかと語った。
また、来季から日本でも導入される大きなベースにも言及。これは単に選手の安全確保のためだけではなく、メジャーリーグが「盗塁増える方が面白いだろうという発想」から導入したものであり、野球をよりスピーディーで魅力的にするための改革であると解説した。
最後に玉木氏は、日本球界全体に向けて、「ルールを守らなきゃいけないっていう意識はあっても、ルールを作らなきゃいけないとか、ルールを変えなきゃいけないという発想がどうも低いですね」と苦言を呈し、固定観念に縛られず、野球をさらに面白くするための積極的なルール改変や発想の転換を強く促してトークを締めくくった。
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