立川生志の新作落語「一貫40万円ウニの寿司」

2025年11月28日

パーソナリティの立川生志が、気になる話題から新作のミニ落語を披露するポッドキャスト番組「ラジオ演芸 金犀亭」。1月17日に配信された放送回では、新作落語「一貫40万円のウニの寿司」が口演され、その奇想天外な内容と、心温まるリスナーとの交流が話題となっている。

一貫40万円のウニが招く家族の騒動

今回披露された新作落語は、初競りで一枚700万円の値がついたという高級ウニを題材にした一席だ。物語は、中目黒で仕事を終え、直帰しようとする冴えないサラリーマンの主人公が、見知らぬ若者から突然声をかけられる場面から始まる。若者は「中目黒の駅前で一番しょぼくれたあなたです」と言い放ち、暗号資産で築いた富を社会に還元する「ノブレス・オブリージュ」として、一貫40万円のウニ寿司を主人公に手渡すという展開だ。

予期せぬ幸運に「家に帰ったらみんな驚くぞ」と胸を躍らせる主人公。しかし、意気揚々と家に帰り、家族に披露した寿司折りの中身は、たった一貫のウニ。これには子供たちから「ええー!一個だけ?これなら回ってるの食べたい!」「やっぱケチくさいおやじじゃん」と、期待外れのブーイングが巻き起こる。

それでも主人公は「この一貫で40万円もするんだぞ」と力説。なんと、そのウニをおしゃれなドライヤーが欲しい娘のために「3万円」分、ゲームソフトが欲しい息子には「5000円」分と、バターナイフで切り分け始める。息子に渡されたのがご飯粒だけだったため、「パパ、僕ご飯粒だけじゃんこれ」と不満を漏らすと、「ご飯粒って言うな、お前。シャリと言いなさい、シャリと」と返すなど、コミカルなやり取りが繰り広げられた。

そして、主人公は日頃の鬱憤を爆発させる。上司からの嫌味、働かない部下への不満、さらには直帰が多いことからOLたちに「チョッキのベスト」と「直帰」をかけた「ベストセールスマン」と陰口を叩かれていることを告白。「もうパパはこんな会社、嫌になった。会社辞めることに決めた」と宣言し、家族が今後の生活を心配する中、「心配するなママ。ウニの密漁だ」という衝撃の決意で噺を締めくくった。

小3リスナー「じゅん君」からの熱い声援

落語を終えた笑止は、フリートークで一人の少年リスナーからのメッセージを紹介した。そのリスナーは、以前の放送で話題に上がった小学3年生の「じゅん君」。radikoのエリアフリー機能を使い、家族で番組を聴いてくれているという。

じゅん君から届いたのは、「僕のことを覚えていてくれてとっても嬉しかったです」「この新作落語を作るのはとっても大変だと思いますが、これからも頑張ってください。応援しています」という、心のこもった応援メッセージだった。これには生志も「嬉しいじゃないすか」と喜びを隠せない様子を見せた。

しかし、この感動的なエピソードの直後、生志は「そんなメッセージをいただいといて、これから1ヶ月アーカイブです」と、番組がしばらく過去放送の振り返り期間に入ることを告知。

「じゅん君、しばらく作りません」と続け、スタジオの笑いを誘うというオチをつけた。奇想天外な落語と、リスナーとの温かい交流、そして絶妙なユーモアが光る放送回となった。

※この記事はPodcast番組をもとにAIを用いて自動生成されたもので、誤った情報や不完全な記述を含む可能性があります。正確性や品質は保証されませんので、必要に応じて他の情報もあわせてご参照ください。