ゲレーロ選手、ヒール転向の苦悩を激白「心バリンって」
福岡よしもとの芸人・ムサシがパーソナリティを務めるPodcast番組「プロレス人生相談 ローリング・クレイドル」に、北九州の社会人プロレス団体「がむしゃらプロレス」に所属するトゥルエノ・ゲレーロ選手と、プロレスショップ「博多 赤の魂」オーナーの辛島氏がゲスト出演した。番組では、ゲレーロ選手の異色の経歴や、ファンを驚かせたヒールレスラー転向の裏側が明かされた。
単身メキシコへ、プロレスへの情熱
番組冒頭、ゲレーロ選手は自身のルーツを語った。大学生時代、周囲がアメリカやイギリスへ留学する中、「人と違うことをやりたいタイプなんで」と、プロレスの聖地であるメキシコへ単身で渡ったという異色の経歴を披露。
現地では英語がほとんど通じず、スペイン語でのコミュニケーションに苦労した日々を振り返る。約1年間の武者修行を終えて帰国後、「がむしゃらプロレス」に入門し、現在では団体の副代表としてゲスト選手のブッキングや大会運営まで担う中心人物となっている。
そんなゲレーロ選手がレスラーを志す直接のきっかけは、2012年に起きた新日本プロレスの「レインメーカーショック」だったと告白。
「年齢が近い人がその棚橋弘至選手を破って。なんかプロレスがこんな若い人でもこうトップにチャンピオンになれるんだっていうのを見て、やりたいなっていうのは思い出しましたね」と、当時凱旋帰国したばかりのオカダ・カズチカ選手に受けた衝撃が、プロレスの道へ進む決め手になったと熱く語った。
ヒール転向で子供から悲鳴、その真相
話題は、近年のゲレーロ選手の大きな変化であるヒール転向へと及んだ。かつてはピンク色のコスチュームを身にまとったベビーフェイス(善玉)レスラーとして活躍していたが、30歳を過ぎた頃から心境に変化があったという。
「もうちょっと、ちょっとグレてやりたくねえなって思いだして」と、徐々に黒い感情が芽生え始めたことを吐露し、現在の黒を基調としたコスチュームとマスクへと変貌を遂げた。
しかし、このヒール転向は思わぬ影響をもたらした。「まずちびっこに嫌われ出しました」と明かし、ピンク色のコスチューム時代に応援してくれていた子供が、黒い姿になった途端に「『うわー』って泣き出す」という出来事があったそうだ。
その時の心境を「ちょっと『あ、って』ちょっと心バリンって」と、ショックを受けたことを正直に打ち明ける場面も。
一方で、ヒールになったことで「いい子じゃないといけないみたいなピンクの殻を破れたような感じで今すごくやりやすいですね」と、新たなスタイルに確かな手応えも感じている様子。
ショップオーナーの辛島氏も「ここ2、3年、急成長してる」と、その変貌ぶりを高く評価した。
豪華興行でレジェンドと激突へ
番組の後半では、辛島氏が主催する「赤の魂 THE LIVE 赤の魂13周年記念工業 10」(1月18日、西鉄ホール)の告知が行われた。ゲレーロ選手はセミファイナルで、越中詩郎、関本大介といったビッグネームらとタッグを組み、8人タッグマッチに出場する。
対戦相手にレジェンド・越中がいることについて、「8人ってなるとちょっと目立てないかもしれないんで」と不安をのぞかせつつも、「越中詩郎にちょっと絡んでいこうかな」と、ヒールらしく噛みつく姿勢を見せ、大物食いへの意欲を燃やしている。
同興行は団体の垣根を越えた夢のカードが満載の、まさにオールスター戦。ヒールとして覚醒したゲレーロ選手が、豪華なメンバーの中でどのような戦いを見せるのか、期待が高まる。
※この記事はPodcast番組をもとにAIを用いて自動生成されたもので、誤った情報や不完全な記述を含む可能性があります。正確性や品質は保証されませんので、必要に応じて他の情報もあわせてご参照ください。