アニメ『グノーシア』の元ネタは人狼ゲーム?海外ファンが熱弁

2025年12月3日

ポッドキャスト番組『3AMオタック!~アニメ&マンガの解像度がUP!するポッドキャスト~』にて、アニメ『グノーシア』が特集された。同番組は、漫画アニメ愛好家歴30年以上のシスコ氏とアニメ初心者のまゆ氏が、独自の視点で日本のカルチャーを語るものだ。今回は、SF人狼ゲームと評される『グノーシア』をテーマに、作品のルーツから複雑なゲーム性まで熱いトークが繰り広げられた。

宇宙船が舞台の人狼ゲーム『グノーシア』

番組ではまず、アニメ『グノーシア』の世界観が紹介された。物語の舞台は、人間の中に紛れ込んだ未知の敵「グノーシア」が存在する宇宙船。乗員たちは議論と投票によってグノーシアと思われる人物を特定し、コールドスリープさせていくという、緊張感あふれる設定である。

まゆ氏は「一緒になってゲームをしてる感覚になるよね。何が起きてるんだろう、誰が敵なんだろうっていうのを考えながら、一緒にこう推測しながら見ていけるアニメだと思う」と、視聴者が物語に没入できる魅力を語った。

元ネタはロシア発祥のパーティーゲーム

この人狼ゲームのような設定に対し、アニメ愛好家のシスコ氏は、自身が30年近く親しんできたパーティーゲームが元になっていると指摘する。そのゲームは「マフィア」、あるいは「ウェアウルフ」として知られるもので、「俺は多分1996か7年からずっとやってるよ」と明かした。

さらに、このゲームの起源は「発明されたのは1986か7年ぐらいで、ロシア人が作ったゲームです。モスクワの私立大学とかでの、あの、心理学者が作ったゲームです」と、その意外なルーツを解説。アメリカで設定を変え「ウェアウルフ」という名前で広まったバージョンが、『グノーシア』に影響を与えたのではないかと分析し、「グノーシアの人たちは、ほら、ウルフになってるんでしょ?」と作中の演出を根拠に挙げ、長年のファンならではの深い考察を展開した。

複雑化するルールに初心者は悲鳴?

一方で、物語が進むにつれて複雑化するルールに、まゆ氏が本音を漏らす場面もあった。当初は謎解きを楽しんでいたものの、「エンジニア」や「ドクター」といった特殊な役割を持つキャラクターが登場し始めると、「ちょっとわかんなくなってきた、何が何だか。難しいなと思って、頭が追いついていかないです」と苦笑い。

もともとルールが多いゲームが苦手だというまゆ氏は、閉鎖された宇宙空間という設定も相まって、「あ、もうね、私ね気が狂うと思う」と告白。さらには「もうコールドスリープさせてくれって言うと思う、自分から。もうここにいたくないって思う」と語り、シスコ氏から「このシチュエーションは最悪ってことだよな」と突っ込まれる一幕となった。

名作SF『11人いる!』との共通点も

さらにシスコ氏は、本作が萩尾望都による1980年代の名作SFアニメ映画『11人いる!』からも影響を受けているのではないかとの見方を示した。閉鎖された宇宙船内で素性の知れない「11人目」の存在に疑心暗鬼になるという『11人いる!』のプロットは、『グノーシア』の状況と重なる部分が多い。

シスコ氏は自身が11歳の時に初めて見て衝撃を受けた作品だと振り返り、「『11人いる!』とその話もなんかちょっと影響してるような感じがした。だから大好きかも」とコメント。単なる人狼ゲームの枠を超え、日本のSF作品の文脈の中に『グノーシア』を位置づけることで、作品の奥深さを浮き彫りにした。

※この記事はPodcast番組をもとにAIを用いて自動生成されたもので、誤った情報や不完全な記述を含む可能性があります。正確性や品質は保証されませんので、必要に応じて他の情報もあわせてご参照ください。