鷹戦士の素顔満載！秋広、野村、海野の裏話

RKBラジオのポッドキャスト番組『むなかったんあらたの熱血！マンデー野球塾』で、福岡ソフトバンクホークスの選手たちの貴重なオフの顔が明かされた。番組では、今季途中に加入した秋広優人選手がゲスト出演したほか、パーソナリティを務めるむなかったんのあらた氏が、野村勇選手、海野隆司選手と行ったトークショーの模様を振り返った。

ユーモア溢れるアキヒロ選手がラジオ初出演

まず番組オープニングに登場したのは、現役ドラフトで読売ジャイアンツから移籍してきた秋広優人選手。初めてだというラジオ出演に、「想像以上に緊張感もなく楽しめたかなと思います」と語り、収録を通して手応えを感じた様子。「もうセカンドキャリアこれ見つけましたね」と冗談を飛ばし、早くもパーソナリティの才能を開花させていた。

また、別のラジオ番組の収録では、恋愛に関するトークも展開したといい、あらた氏から「あれ大丈夫でした？あれ流して」と心配されると、「ちょっと赤裸々すぎましたね」と苦笑い。あらた氏が「想像してなかったっすもん、あそこまで話すとは」と驚くほど、プライベートな一面を覗かせたようだ。最後には番組のタイトルコールを任されるも、自身の名前が入った番組名を噛んでしまうお茶目な一面も見せ、スタジオの笑いを誘う結果となった。

野村勇、覚醒の裏に山川穂高からの金言

番組中盤では、あらた氏がMCを務めたオフイベント「ホークスキャラバン2023」でのエピソードが語られた。まず話題に上がったのは、今シーズン大活躍を見せた野村勇選手。出場試合数や安打数など多くの項目でキャリアハイを更新し、覚醒の1年を過ごした。その裏には並々ならぬ覚悟があったという。あらた氏は、野村選手が口にした「今年ダメだったらクビなんで」という言葉に、相当な覚悟を感じたと明かす。

その覚悟が、打撃改造へと繋がった。これまで「ボールを引き付けて近くで強く振る」ことを意識してきたが、開幕前に山川穂高選手から「体の近くじゃなくて思いっきり前でさばけばいいじゃない」というアドバイスを受けたことを告白。打撃ポイントを前に置くというリスクを恐れず、長所を伸ばす打撃に取り組んだ結果が、今シーズンの大開花に繋がったと分析された。トークショーでは来季の目標として「1番ショート」を宣言し、ファンを大いに沸かせた。

「影のMVP」海野が語る捕手ならではの苦悩

続いて、同じくトークショーに登場した海野隆司選手の話題へ。今季は正捕手・甲斐拓也選手が離脱する中、扇の要としてチームを支え、首脳陣から「海野、影のMVPだ」と称賛されたことが明かされた。

モイネロ投手について「彼は本当に頭がいいんだ」と、そのクレバーな投球術を絶賛。一方で、杉山一樹投手の「えげつないぐらい落ちる」フォークボールの捕球に恐怖を感じるなど、捕手ならではの苦労も吐露している。

さらに、プレー中のアクシデントにも言及。ファウルチップが急所に当たり、「本当に人生1痛かった」という壮絶な経験を語る場面も。命を削りながらプレーする選手のリアルな姿が垣間見えた。

トークの最後には、ホークスTVのカメラを通じて「奥様にいつもありがとう」と感謝を伝えるなど、公私にわたる選手の素顔が満載のイベントだったと締めくくった。オフシーズンならではの選手たちの赤裸々なトークは、来季への期待をさらに高めるものとなった。