にしけい会長、警備業界で求める人材像を明かす

2025年12月8日

福岡を拠点とする総合警備会社、株式会社にしけいの折田康徳取締役会長が、RKBラジオの番組「下田文代 リーダーズストーリー」にゲスト出演。穏やかな語り口で現在の事業を語る一方、かつて警察庁のキャリア官僚として国際テロ事件の最前線にいたという壮絶な過去を明かし、注目を集めている。

福岡の安全を守る総合警備会社

番組冒頭、ホストを務める下田文代アナウンサーから事業内容を問われた折田会長は、にしけいが施設警備や交通誘導、イベント警備、現金輸送などを手掛ける総合警備会社であると説明。

近年では「福岡マラソン、あと北九州マラソンもあります。国際マラソンですとか」と大規模イベントの安全を支えているほか、昨年始まった自転車レース「ツール・ド・九州」も担当。「本当に初めての経験でしたけども、非常にやりがいのある仕事でした」と充実感を滲ませた。

さらに、同社の大きな柱となっているのが空港の保安業務であるという。手荷物検査などを担うこの業務は、福岡や北九州のみならず、羽田空港や大阪の伊丹空港でも展開していると明かし、「九州の私たちの身近な警備会社が、その東京、大阪の空の玄関口を守ってくださってると思うと、なんだか心強いですね」という下田アナの言葉に、「私ども非常にやりがいがあるなというふうに思ってます」と静かに応じた。

最後は人、多様な人材求める

現代の警備業界ではテクノロジーの導入も進んでおり、同社でも監視カメラや巡回ロボットなどを取り入れているという。しかし、折田会長は「やはり、最後は人の警備というところは決してなくならないなというふうに思っています」と、人の力こそが安全の根幹であるという信念を語った。

現在、約3000人の従業員を抱える同社では、新卒採用に苦戦する一方で中途採用を積極的に実施。女性やシニア世代のセカンドキャリアも歓迎しており、求める人材については「一言で言うと、真面目にね、コツコツと仕事をしていただける方が一番いいと思います」とコメントした。また、空港保安の現場では外国人スタッフも多数活躍しており、国際化への対応も進んでいる現状を明かした。

ペルー人質事件、壮絶な過去を告白

番組の終盤、下田アナから2014年ににしけいに入社するまでの経歴について尋ねられると、折田会長は「警察庁でキャリアとして勤務しておりました」と、その異色の過去を告白。さらに、国際テロ対策室長を務めていた時期があったことも明かされた。

そして、そのキャリアの中でも特に強烈な経験として、歴史的な事件に立ち会ったことを振り返る。それは、1996年に発生したペルー日本大使公邸人質事件であった。

「ちょうど私がその国際テロ対策室長の時に、ペルーでの日本大使公邸事件という事件がありましたので。その時は半年間ペルーにずっと、現地の対策本部に詰めていたと。これは普通ではなかなかできない経験ができたなというふうに思っております」と、緊迫した当時の状況を静かに語った。

この壮絶な体験の詳細については、次週の放送でさらに詳しく語られることとなった。現在の穏やかな姿からは想像もつかない、壮絶な現場をくぐり抜けてきたリーダーの言葉に、多くのリスナーが耳を傾けていた。

※この記事はPodcast番組をもとにAIを用いて自動生成されたもので、誤った情報や不完全な記述を含む可能性があります。正確性や品質は保証されませんので、必要に応じて他の情報もあわせてご参照ください。