高市新総裁の連立交渉、維新と急接近の舞台裏
来週に迫った首班指名選挙を前に、自民党の高市新総裁が連立政権の枠組み構築に向けて精力的に動いている。「仲谷一志・下田文代のよなおし堂」では、この目まぐるしい政局の動きを特集。専門家を交え、公明党の連立離脱から日本維新の会との急接近に至るまでの舞台裏が語られた。
事の発端は、先週の同番組の放送中に飛び込んできた公明党の連立離脱という衝撃的なニュース。パーソナリティも「もうすぐそのまま有馬さん繋ぎたかったんですけど」と語るほど、スタジオも騒然となったようだ。この一週間で、政権の形をめぐる状況は劇的に変化している。
自民と維新が急接近、連立の可能性も
高市総裁は連日、野党各党の党首と会談を重ねているが、特に大きな注目を集めたのが日本維新の会との交渉である。会談後、維新の吉村共同代表が「政策に合意できれば連立もある」と踏み込んだ発言をしたことで、政局は一気に流動化した。
維新側が掲げる国会議員定数の1割削減や企業献金の廃止といった重要政策に対し、自民党がどう応えるのか。吉村代表は「年内に(定数削減の)法案が出せない場合は自民党との連立はない」と強気の姿勢を見せており、交渉の行方が次期政権の姿を大きく左右することになりそうだ。
専門家が語る公明党連立離脱の背景
番組では、政治評論家の有馬晴海氏がこの激動の政局を分析。まず、26年間続いた自公連立の解消について、有馬氏は「(予測は)しておりません」と断言。専門家の目から見ても想定外の展開だったことを明かした。
長年の協力関係があったにもかかわらず、なぜ離脱に至ったのか。有馬氏は「自民党は公明党を選挙で一切助けない」といった公明党側の積年の不満があったと指摘。「その26年が結果的にはもう長かったねという方向に一気に振れたということだと思いますね」と、関係性の限界が訪れたとの見方を示した。
キーマン交代?玉木氏から吉村氏への舞台裏
当初、連立交渉のキーマンと見られていたのは国民民主党の玉木雄一郎代表だった。しかし、状況は一転し、交渉の主役は維新の吉村氏へと移っている。この変化について有馬氏は、玉木氏が野党統一首班の可能性も探りながら自民党との交渉も進めていた状況を「両股かけてたのは玉木さんじゃないですかね、むしろ」と分析。
最終的に維新が先に自民党との連携に踏み切ったことで、玉木氏の戦略は「ある意味失敗したって思ってらっしゃるんじゃないでしょうかね」と推察した。水面下での激しい駆け引きが、交渉相手のシフトチェンジにつながったようだ。
自民・維新連立の展望と今後の課題
今後の枠組みとして、有馬氏は自民・維新の連立が最も現実的との見通しを語る。そのメリットについて「大臣を2人ぐらい入れとくと捕虜になって出て行けませんので、自民党としてもいいんですよ」とユニークな表現で解説。
この2党だけでは衆議院の過半数にわずかに届かないが、他の少数会派の協力を得て乗り切れると予測している。維新が最重要課題とする議員定数削減の実現性は不透明としながらも、「維新が入ったことによって改革を邁進するというような政権を作っていくと、私は安定していく可能性があるんじゃないかと思います」と、改革断行への期待をにじませた。
パーソナリティも、わずか1週間で専門家の予測すら覆る展開に「我々の想像を、想定外のことが起こらないとも言えないですよね」と驚きを隠せない様子。日本の新たな国の形が示されるのか、予断を許さない状況が続いている。
※この記事はPodcast番組をもとにAIを用いて自動生成されたもので、誤った情報や不完全な記述を含む可能性があります。正確性や品質は保証されませんので、必要に応じて他の情報もあわせてご参照ください。