M-1で2回戦突破の太宰府市長、舞台裏と今後を語る
結成15年以内の漫才師日本一を決める「M-1グランプリ2025」に、福岡県太宰府市の現役市長が出場し、大きな話題を呼んでいる。タレントの高田課長とコンビ「市長課長」を組む楠田大蔵市長は、アマチュアながら見事2回戦を突破。この快進撃の裏側と今後の展望について、ラジオ番組のインタビューでその胸中を語った。
町おこしラストスパートでM-1挑戦
コンビ結成は、市長が長年温めていた構想だったという。楠田市長は、「私自身は実は3年ぐらい前から、高田課長がうちの応援大使になってもらって、課長と組めば市長課長っていうコンビになれるなっていうのは3年ぐらい前から実は温めてた構想です」と、自らアイデアを発案していたことを明かした。
披露するネタも現役市長ならでは。自身の東大法学部卒業証書を胸ポケットから取り出し、例の伊藤氏の主張より長い19.3秒間見せつけたり、「ラブホテルで打ち合わせしてきた」と時事ネタを盛り込んだりするなど、きわどい内容で会場を沸かせている。次期市長選には出馬しないと表明しており、今回の挑戦は「町おこしのラストスパート」の一環であると説明した。
舞台裏では頭をはたかれる揺さぶりも
初めて挑む漫才の舞台は、やはり一筋縄ではいかなかったようだ。「2人でなんと言いますか、掛け合いの難しさみたいな」と、コンビ芸特有の難しさを吐露。さらに、プロの芸人たちが集まる独特の雰囲気にも圧倒されたという。
中でも衝撃的だったのは、1回戦の舞台裏で起きた出来事。他の出場者から揺さぶりをかけられたといい、「いや、最終的には頭はたかれたんですよ。知らない人に」と衝撃の事実を告白。「テンションはだだ下がりだった」と振り返るも、見事に勝ち抜いた精神力はさすがの一言である。
無欲で臨む3回戦、PR効果は絶大
ネタ作りは高田課長が主導し、市長は現職の立場からコンプライアンスや太宰府のPRといった観点で意見を出すスタイルで進めている。この挑戦はすでに大きなPR効果を生んでおり、「全国の方から太宰府の市長がチャレンジしてるらしいよっていうのはよくネット上でも言っていただきますし、久しぶりの方から連絡いただいたり」と、全国的な反響に確かな手応えを感じている様子だ。
快進撃を続けるが、3回戦以降については「あんまりそういう考え出すと素人ですから、多分固くなってなっちゃうと思うんで。だからあんまり考えないようにしてます」とコメント。あえて目標を高く設定せず、「無欲」で臨む姿勢を強調した。
今後の展望も語る「分かりやすく伝える役割を」
市長の任期は年内で満了を迎えるが、その後の進路は「全く白紙」とのこと。しかし、今回のM-1挑戦は新たな道筋を照らす経験になったようだ。
芸人の道は「この道が大変っていうのはもう重々分かりましたので」と否定しつつも、「少し風刺を効かせて笑い飛ばすぐらいの感じでやっていくようなことをコメンテーターとかでやらしていただいたりとか」「分かりやすく何か政治なり社会のことをお伝えられるような役割があったら嬉しいなと思ってますけどね」と、自身の多彩な経験を活かして社会に貢献したいという意欲をのぞかせた。
インタビューの最後には、パーソナリティたちが賞金1000万円の使い道や「元M-1ファイナリスト」という肩書きの将来性について盛り上がる一幕も。しかし、その時すでにZoomを切ったと思われた市長がまだ会話を聞いていたことが発覚し、スタジオは和やかな笑いに包まれていた。
※この記事はPodcast番組をもとにAIを用いて自動生成されたもので、誤った情報や不完全な記述を含む可能性があります。正確性や品質は保証されませんので、必要に応じて他の情報もあわせてご参照ください。