北九州中学生殺傷事件、被告が接見で語った犯行動機
2024年12月に福岡県北九州市で発生し、社会に衝撃を与えた中学生2人の殺傷事件から1年が経過した。殺人などの罪で起訴された平原被告に対し、RKB毎日放送の西尾健佑記者が接見取材を敢行。ラジオ番組内で語られたその内容から、被告が明かした動機や現在の心境が明らかとなった。
接見時の被告の様子と取材経緯
西尾記者は事件の起訴後から平原被告へ面会を求め続けており、3度目の申請でようやく接見が実現したと語る。2度断られていたこともあり、「まさかその3回目で受けてもらえるとは思わなかった」と、面会室で待つ間は強い緊張感があったことを明かした。
面会室に現れた平原被告は、グレーのスウェット上下というラフな服装。目の下にクマがあり、少しやつれた様子だったが、記者の目を見て表情を変えることなく淡々と質問に答えていたという。なぜ取材に応じたのかという問いには「特にない」と返答。その場の気分で応じたような印象を西尾記者は受けたと振り返る。
「馬鹿にされた」と語った犯行動機
事件の真相に迫るべく、西尾記者はまず犯行動機について質問。すると平原被告は、「2人と目が合った時に笑われて馬鹿にされた」という趣旨の話をした。これが犯行に至った引き金であると主張しているようだ。
しかし、なぜそのように感じたのかという具体的な理由を問うと、「覚えていない」などと述べるにとどまり、明確な説明はなかった。西尾記者は、被告の機嫌を損ねて面会が打ち切りにならないよう、言葉を慎重に選びながら質問を重ねた。自身の感情を排し、冷静に事実確認に徹した緊張感のあるやり取りだったと語る。
拘置所での生活と否認された殺意
拘置所での現在の生活について、被告は「机の前で反省している」と述べ、施設にある本を読んで過ごしていると語った。特に好きな本があるわけではなく、そこにあるものを読んでいるという。そして、女子生徒を刺して死に至らしめた点について問われると、「分からない、殺害しようとは思っていない」と殺意を否認。
相手が年少の中学生であるという認識があったかどうかも曖昧で、店に向かった際の心境を「歯がゆい気持ちで入った」と表現する一方、「何度も死亡するとは思わなかった」と繰り返していたことが明らかになった。
記者が見た被告の姿と今後の裁判
約20分に及んだ接見の終盤、事件当時の状況を詳しく尋ねた際に被告の様子に変化が見られた。それまでの淡々とした態度とは異なり、少し中腰になって身振りを交えながら活発に話し始めたという。
しかし、その直後に被告自ら「もうここまでで」と面会を打ち切った。西尾記者は接見全体を振り返り、被告から被害者や遺族への「謝罪の言葉」が最後まで聞かれなかった点を強く指摘。
「後悔している」「反省している」という言葉は口にしたものの、それは自身が逮捕されたことへの後悔であり、「遺族に対する言葉ではないんじゃないかなという印象は受けました」と、その自己中心的な姿勢を分析した。真相の解明が待たれる裁判員裁判の具体的な日程は、まだ決まっていない。
※この記事はPodcast番組をもとにAIを用いて自動生成されたもので、誤った情報や不完全な記述を含む可能性があります。正確性や品質は保証されませんので、必要に応じて他の情報もあわせてご参照ください。