映画『市民捜査官ドッキ』年末に見たいスカッと作品

2025年12月18日

クリエイティブプロデューサーの三好剛平氏が、ラジオ番組『キャッチアップ』にスタジオ出演。来週に控える特別企画「あなたの2025年ベスト作品は?」の予告も兼ね、自身が今年鑑賞した中で「きっと見逃していらっしゃるであろう」隠れた名作として、一本の韓国映画を熱烈に紹介した。

実話を基にした痛快エンターテイメント

三好氏が「どなたが観ても、観終わった後にはスカッと最高。面白かったってなれる」と紹介したのは、韓国映画『市民捜査官ドッキ』である。

物語は、振り込め詐欺で全財産を失ったシングルマザーのドッキが主人公。彼女はある日、銀行員を名乗る男からの電話で融資話を持ちかけられ、手数料として全財産の3200万ウォン(約320万円)を騙し取られてしまう。

警察も真剣に取り合ってくれず、2人の子供と共に路頭に迷うドッキ。絶望の淵にいた彼女のもとに、再び詐欺を働いた男から電話がかかってくる。しかし、その内容は意外なものであった。

電話の主は、ソン代理と名乗っていたジェミンという青年で、彼自身も巨大な詐欺組織に監禁され、「かけ子」役を強制させられていた被害者だったのだ。

「詐欺組織の情報提供をするから、警察に助けを求めてくれないか」という懇願を受け、正義感の強いドッキは自身のお金を取り戻すだけでなく、ジェミンを救い出すことを決意。

それぞれ特技を持つ心強い同僚たちと共に、中国・チンタオの犯罪組織本拠地へ乗り込むことを決心する。三好氏は、この物語が「2016年に実際に韓国で起きた事件をモチーフに映画化した作品なんですね」と、実話がベースであることも明かしている。

韓国を代表する実力派俳優陣が集結

本作の魅力は、その豪華なキャスト陣にもあると三好氏は語る。主人公ドッキを演じるのは、『親切なクムジャさん』などで知られるベテラン女優のラ・ミラン。

詐欺組織から内部告発をする青年ジェミン役には、アイドル出身で俳優としても活躍するコン・ミョンが起用された。さらに、ドッキの捜査仲間となる同僚たちを、トップモデル兼女優のチャン・ユンジュや、『ザ・グローリー 〜輝かしき復讐〜』でもおなじみの名脇役ヨム・ヘランといった実力派が固めている。

三好氏は「韓国ドラマとか観てる人だったらおなじみの」「あの人たちだって感じですね」と語り、確かな演技力が物語に深みを与えていると解説した。

「こうでなくちゃ」と唸る勧善懲悪の爽快感

三好氏は、この映画を「抜群に面白くてスカッとする」「大好物な作品」と絶賛。その最大の魅力は「弱者の正義が果たされる、勧善懲悪な物語としての楽しみ」にあると力説する。

物語前半では、自宅が火事に遭い、子供たちとも引き離され、警察にも相手にされないドッキの不憫な現実が描かれる。その一方で、詐欺集団は拉致した青年たちを物のように扱い、平然と命を奪う極悪非道ぶりを見せつける。

しかし、三好氏は「非常にテンポよく、かつ映画の基調としてはコメディタッチでもあるので、どんよりヘビーになりすぎることもなく、気づけばあっという間に映画も中盤まで一息で、引き込まれている感じでした」と、その巧みな演出を評価。

ラ・ミランの演技についても「悲しい顔がまたラ・ミランさんがうまいんだ」と称賛するのだった。後半、ドッキたちによる反撃が始まると、普段はポンコツに見える普通の市民たちが、それぞれのスキルを発揮し、連帯して巨大な悪に立ち向かっていく展開はまさに痛快そのもの。

三好氏は鑑賞後の興奮を振り返り、「鑑賞後のメモにはですね、『最高だ。いや、これは最高だ。やっぱりこうでなくちゃ』って続いてるぐらい」とその感動を伝えた。

最後に、この1年をスカッとしない気分で終わりそうな人にこそ観てほしいと熱弁。「警察すらお手上げだった、国境をまたぐ、その一大詐欺組織の犯罪だって、私たちのような、たった1人の名もなき市民一人一人の正義感で突き崩すことはできるんだ」「『小市民なめんなよ』と奮い立つですね、この力をもらって、また来年に向けてね、みんなで健やかに生きていく活力源にしてもらえたらな」と語り、年末に観るべき一本として強く推薦していた。

※この記事はPodcast番組をもとにAIを用いて自動生成されたもので、誤った情報や不完全な記述を含む可能性があります。正確性や品質は保証されませんので、必要に応じて他の情報もあわせてご参照ください。