「糸島から銀歯をなくす」新しい歯医者を目指す医師の挑戦
RKBラジオの番組『下田文代リーダーズストーリー』に、医療法人英亨会かのう歯科医院の理事長、加納啓一郎氏が出演。福岡県糸島市で地域医療に貢献する同氏が、歯科医師としての哲学や医院経営の裏側、そして家族とのユニークなエピソードを明かした。
加納氏は北九州市出身だが、開業の地として糸島を選んだきっかけは、妻の一言だったという。「うちの家内が糸島の方がいいっていうことで、糸島のほうで開業いたしました」とその経緯を語る。
糸島での開業から28年、近年、大学を卒業した息子が医院に戻ってきたことを機に増築を決意。その裏には家族からの強力な後押しがあったといい、「もう死ぬまで働けって言われてます」と冗談めかして話し、スタジオは笑いに包まれた。
日本人の歯の健康の変化を解説
長年、歯科治療の最前線に立つ加納氏は、日本人の歯の健康状態の変化について専門的な見解を示している。フッ素洗口などの普及により、小学生の虫歯は昔に比べて格段に減少したという。しかし、中学生、高校生になると再び増加傾向が見られると指摘する。
また、かつては欧米に比べて歯並びへの意識が低いとされていたが、近年は大きく変化していると分析。日本では可愛いとされた「八重歯」が、欧米では「鬼歯」と見なされるという価値観の違いに触れつつ、「欧米化がどんどんしてきたんで、矯正される方がどんどん今増えてきてるような状態」であり、歯並びは全体的に良くなっていると述べた。
虫歯より深刻な大人の歯周病問題
一方で、大人の口腔ケアについては警鐘を鳴らす。現在、虫歯以上に深刻な問題として挙げたのが歯周病だ。「昨今よく、人口の半分以上はもう歯周病に罹患してるって言われてるんで、今はう蝕(虫歯)よりも歯周病の方が心配なことだと思います」と現状への危機感を表明。
その予防策として、日々のセルフケアの徹底を訴える。具体的には「歯ブラシ、フロス、あと歯間ブラシ。そういう3種類をですね、使ってもらって」と、丁寧な手入れの重要性を解説した。
それに加え、2~3ヶ月に1度の定期健診を強く推奨し、「痛くなくても行かれるのが一番いいかと思います。どうしても痛くなると、その分だけ治療期間が長くなってしまうし、治療費もかかってしまうんで」と、予防歯科のメリットを力説している。
目指すは「糸島から銀歯をなくす」
歯科治療の技術が日進月歩で進化する中、加納歯科医院が特に力を入れているのが「金属を使わない治療」である。大学院でこの分野を専攻していた息子の知見を活かし、「糸島から銀歯をなくす」というスローガンを掲げていることが明かされた。
金属の詰め物は合金であるため、「どうしても体に蓄積されていくことがあると思いますので、できるだけ金属を使わないやつの方がいい」と、身体への影響を考慮した治療方針を説明。
歯科医院が密集する福岡都市圏において、このような専門性を打ち出すことが差別化に繋がるという。かつては全ての治療を平均的にこなせれば良かったが、これからの時代は「一つ突出したところをアピールしながらやっていくのがいい」と、オールマイティでありながら得意分野を持つことの重要性を強調した。
家族一丸で築く新しい歯科医院像
息子の帰郷を機に行われた医院のリニューアルは、まさに家族一丸となって進められたプロジェクトとなった。「できるだけ地域に根ざして、地域の皆様が喜んでもらえるような診療所を目指そうと僕はずっと今までやってきて」という長年の理念を、息子が引き継いでいくための新たな舞台である。
患者がリラックスできるよう配慮されたモダンな内装は、驚くことに妻が全てデザインを担当したそうだ。「あれ全部、家内がデザインしてます」と明かし、ここでも家族の存在の大きさが窺える。
かつての「怖い、憂鬱」といった歯医者のイメージを払拭し、通うのが楽しくなるような場所を目指しているという。2025年を振り返り、多忙な一年だったとしつつも、現在は落ち着きを取り戻し、地域医療に邁進していると力強く締めくくった。
※この記事はPodcast番組をもとにAIを用いて自動生成されたもので、誤った情報や不完全な記述を含む可能性があります。正確性や品質は保証されませんので、必要に応じて他の情報もあわせてご参照ください。