「御社が求める人物像は?」面接で聞く違和感

面接質問「御社が求める人材は?」は本当に情報量ゼロか?/言語学「語用論」も参照しつつ考察
START/FM
30分5秒2026年3月1日

連続起業家でエンジェル投資家の柴田陽氏と、起業家でラジオパーソナリティの関口舞氏が、"はじめる"人を応援し、起業や独立に役立つ情報を発信するポッドキャスト番組『START/FM』。最新回では、過去に反響を呼んだ「ざっくりした(抽象的な)質問への向き合い方」というテーマを、言語学の視点も交えてさらに深掘りしている。

「情報量ゼロ」と切り捨てる柴田氏の真意

事の発端は、面接官を務める柴田氏が受ける「御社が求める人物像(人材)は?」という定番の質問に対する違和感だ。

柴田氏は以前、これを「情報量ゼロ」と一刀両断しており、関口氏から「ゼロは言い過ぎですよね(笑)」とフォローが入るも、質問を受けた瞬間に「は?」となってしまう当時の率直な心境を回顧する。「自分なりに仮説を立てて絞った質問をしないのは、『私には何もありません(質問はありません)』と言っているのと同じだ」と断言。この違和感の正体を、言語学の「語用論(Pragmatics)」から紐解いていく。

グライスの「協調の原理」から読み解く会話の意図

柴田氏は、言葉の文字通りの意味だけでなく、文脈によって意図が変わる「語用論」の面白さを解説する。例えば、食事中に「醤油とれる?」と聞かれた際、身体的な能力を答えるのではなく「醤油を取って渡す」のが正解であるように、人間には効率的に会話を成立させる暗黙のルール(グライスの「協調の原理」)があるのだ。

面接における「求める人物像は?」というテンプレ質問は、あえて遠回りな表現から逸脱しているため、この法則から外れてしまっていると柴田氏は分析する。「本当に気概があるなら、事前に勉強してきたというシグナルを出すべきだ」と語り、個別性の高い質問を用意することの重要性を強調した。

日本の文化規範と「質問返し」の救命ボート

一方の関口氏は、「マイナス評価になりたくないあまり、無難なものを選択しちゃうんです」と、緊張する候補者の心情に優しく寄り添う。これに対し柴田氏は、日本独自の「曖昧さを丁寧さとする文化」を認めつつも、ビジネスの規範においてはそれが摩擦を生み、逆効果になる可能性を指摘した。

もし面接官として、ざっくりとした違和感のある質問を受けてしまった場合は、冷たく切り捨てるのではなく「それは、どういう角度で?」と質問で返す手法を提案。柴田氏は「質問で聞き返して、相手に救命ボート(チャンス)を出してあげましょう」と語り、本当に聞きたいことを探り合う真摯な対話の在り方を提示して番組を締めくくった。

面接質問「御社が求める人材は?」は本当に情報量ゼロか?/言語学「語用論」も参照しつつ考察
START/FM
30分5秒2026年3月1日

※この記事はPodcast番組をもとにAIを用いて自動生成されたもので、誤った情報や不完全な記述を含む可能性があります。正確性や品質は保証されませんので、必要に応じて他の情報もあわせてご参照ください。