AIトップランナー元木大介氏、壮絶な開発秘話を語る
日本のAI開発をリードする一人として注目される、マルチエージェントシステム「KAMUI」開発者の元木大介氏がPodcast番組に出演。パーソナリティから「日本におけるAIのもう超トップランナー」と称される同氏が、その異色の経歴から壮絶な開発の日常、そして胸に秘めた想いまでを明かした。
八百万の神々のようなAIを操る
元木氏が開発する「KAMUI」は、昨今主流となっている単一の巨大AIとは一線を画す思想に基づいている。米国のAIを「神のような、全知全能のゼウスみたいな」存在だと評する一方、KAMUIが目指すのは「日本的な、和のテイストで、たくさんの、まあ神々がね、やおよろずとかって言われたりするけど、それと同じような感じで、AIも小人たちがいて、それをわちゃわちゃ人間がこうね、扱って、一緒に面白いことして行こうね」という世界観だという。
人間はさながら「オーケストラの指揮者」となり、個性豊かなAIたちを束ねて一つの目的を達成させる。さらに、思想の異なるAI同士が「喧嘩しないように」する「サンドボックス」と呼ばれる仕組みも導入されており、その緻密な設計思想を語る。
異色の経歴「玉磨き職人」時代
元木氏の経歴は極めてユニークである。福岡出身で、孫正義氏や堀江貴文氏と同じ中学・高校に通っていたという。堀江氏が逮捕された際には、通学路に「ホリエモンなんかチームみたいなビラがなんか電柱とかに貼り付けられてて」という光景を目にしたと振り返った。
大学では物理学を専攻し、「テストでカンニングしてる人を見つけるAI技術」を開発して論文を執筆。しかし、プログラミングを本格的に始めたのは大学院2年生の頃で、有名プログラミングスクールでは「怖すぎて」「半月でね、自分引きこもっちゃったんだよね」と意外な挫折経験を明かした。だが、「プログラミングは、1年ぐらい寝かせると覚醒する」という持論の通り、1年後に再び触れた際には課題で1番になるほど覚醒したというエピソードだ。
さらに東京大学の大学院では、N極だけの磁石を作るという量子研究に没頭。その過程で0.1mmの結晶を完璧な球体にする必要があり、自ら装置を開発して磨き続けたことから、自らを「玉磨き職人」と称していた過去も明らかに。そのニッチすぎるキャリアに「潰し効かないな」と感じたことが、AI開発の道へ進む一つのきっかけとなったのである。
開発没頭で「人間がいっぱいいる」
コロナ禍に起業して以来、開発に明け暮れる日々を送っている元木氏。「起きたら開発してるかな」という生活で、久しぶりにカフェを訪れた際には「人間がいっぱいいる」と感じたと告白。「ずっと開発し続けてると、なんかこう手足4本こうついてて、モニュモニュ動いている生命体がこうなんかたくさんいるなみたいな気分になる」と語り、開発への凄まじい没入ぶりをうかがわせた。
かつてはSNSへの投稿にも非常に神経質で、「1ポストすんのも、なんか丸1日かけて」いたが、ChatGPTの登場を機に「ここが多分勝負所だなみたいな、なんか割り切りが多分できた」と語った。当初はアンチAIから「ボコボコにされる」こともあったが、その経験を重ねるうちにメンタルが鍛えられたと分析する。
海外大手の動向に脅威とプレッシャー
開発者として最もメンタルに影響するのは「海外の動向」だと明言。GoogleやOpenAIが新たなサービスを発表するたびに「うわあって思ってるはず。あのクラスでも絶対多分思ってて」と、世界のトップランナーたちでさえ脅威を感じていると推測。もちろん自身もそのプレッシャーに常に晒されていると語った。
かつては技術的なブレークスルーやSNSでのバズに「脳汁がやばい」と感じていたものの、現在はそれだけではビジネスとして成功しない現実も直視している。「自分らがすげえって思ったもん作っても、なんかいろんな要素でそれがちゃんとなんだろう、売上になるかまた別の話があって」と冷静に語り、技術とビジネスを両立させることの難しさをにじませた。
※この記事はPodcast番組をもとにAIを用いて自動生成されたもので、誤った情報や不完全な記述を含む可能性があります。正確性や品質は保証されませんので、必要に応じて他の情報もあわせてご参照ください。