命の選別か選択か 当事者の葛藤描く衝撃作『命を選ぶ』
- #18 『命を選ぶ 遺伝病の運命に抗ったある女性の物語』「我が子を救いたい」は命の選別なのか?
- BIBLIO JAM
- 18分24秒2026年6月4日
ポッドキャスト番組「BIBLIO JAM」にて、内藤順が下山進の著書『命を選ぶ』を紹介。
本作は、遺伝性の眼のがんを抱える女性・野口真さんの苦闘を描いたノンフィクションだ。自身が右目を摘出し、第2子も同じ病を発症した現実が綴られている。
野口さんは第3子を望む際、がんの遺伝子を継がない受精卵を戻す「着床前診断」を希望したが、日本産科婦人科学会から却下される事態となった。
善意の正義が衝突する地獄の構図
拒絶の背景には1970年代から続く障害者団体の運動がある。内藤は、我が子を想う母の愛と尊厳がぶつかる様子を「誰もが善意で動いているからこそ地獄」と表現。
正義が噛み合わず対話が断絶する中、優生思想やデザイナーベビーへの懸念も入り乱れ、議論は停滞を極めている。
マクロの空論を打ち破るミクロの事実
「10年は議論すべき」と言う学者に対し、妊娠に制限がある当事者は人生を否定される。野口さんは、眼球を摘出される我が子を見つめる親としての「ミクロの事実」を叩きつけ、タブーを切り開く。
ナビゲーターの首藤淳哉は、読了後には「命の選別」という冷たい言葉が、体温のある「命の選択」に書き換わるだろうと期待を込めた。
- #18 『命を選ぶ 遺伝病の運命に抗ったある女性の物語』「我が子を救いたい」は命の選別なのか?
- BIBLIO JAM
- 18分24秒2026年6月4日
※この記事はPodcast番組をもとにAIを用いて自動生成されたもので、誤った情報や不完全な記述を含む可能性があります。正確性や品質は保証されませんので、必要に応じて他の情報もあわせてご参照ください。