ピアニスト後藤姉妹、壮絶な指の訓練と福岡愛を告白
福岡を拠点に世界で活躍するピアニストの後藤葵、後藤栞姉妹が、KBCラジオ「ポジモン」に出演。番組内のコーナー「雑談無双」で、華麗な演奏の裏にある知られざる苦悩や、熱い地元・福岡への思いを語った。
番組開始8ヶ月で3回目の出演となり、パーソナリティから「レギュラーです」と紹介されるほどの人気ゲストである。先日開催されたイベント『ハリウッド・イン・ジャパン』も大成功を収め、その勢いはとどまるところを知らない。
ピアニストの壮絶な訓練と知られざる苦悩
福岡出身で、母親がピアノの先生だったことから「気づいたらやってた」というほど自然にピアノを始めた二人。しかし、その道のりは決して平坦ではなかったようだ。
姉の葵は、幼少期に体が小さかったことが大きな悩みだったと告白。同級生が背も高くなり難曲を弾きこなす中、「体が小さいと結構きつい部分があって。もうやめたいなって思ったこともありました」と小学校低学年の頃の苦悩を振り返った。
指の可動域を広げるため、机の角に指を押し当てて股割りさながらに広げたり、風呂の中で地道なストレッチを続けたりしたという。その壮絶な努力にスタジオは驚きに包まれた。
妹の栞は、特に力が入りにくい薬指(4の指)を鍛えるための特殊なトレーニングを明かした。「薬指が弱いので、それをこうストンと上げて鍵盤に落とす練習を、テレビ見ながらじーっとやってました」と語り、その動きの難しさに共演者も絶句。ピアニストはアスリート並みの体力が必要だといい、葵は「私の友人、1回のコンサートで4kg減ったことあります」という驚愕のエピソードを披露した。
海外経験を経て「死ぬ場所は福岡」と熱い地元愛
世界を舞台に活動してきた姉妹だが、その心は常に故郷・福岡にあった。オーストリアのウィーンに住んでいた葵は、本場の観客のストレートな反応や、モーツァルトの音楽に対する厳しい評価など、クラシックの本場で得た貴重な経験を語る。
一方、パリに住んでいた栞は、強烈な福岡愛を爆発させた。「何があっても福岡に帰ってくるって決めてたんです。絶対死ぬ場所は福岡って」と断言。母親に方言を直すよう言われても「絶対直さん」と貫き、「パリの街を博多弁で練り歩いてた」という豪快なエピソードで笑いを誘った。
姉の葵も、パリの芸術性に触れながらも、最終的には「うん、福岡帰ろってなりましたね」と、やはり故郷が一番だと結論づけた。
尾上右近も歌で参加、異色の音楽イベント『絆』へ
そんな福岡を愛する二人が、2025年12月9日に福岡市民ホールで新たな音楽イベント『絆』を開催することを発表した。
このイベントは、映画音楽を軸に、オーケストラ、ヒューマンビートボックス、津軽三味線や尺八といった和楽器、そして歌舞伎俳優の尾上右近が歌で参加するという、まさにジャンルの垣根を越えた壮大な試みとなる。
企画のきっかけは、坂本龍一と交流のあったハンス・ジマー作曲の『ラスト サムライ』などを和楽器で再構築したいという思いからであった。葵は「これだけのメンバーなら、もうそこでぜひやってみたいなっていうところでの」と、新しくなった福岡市民ホールでの開催に自信をのぞかせている。
「クラシックに関心がないという方も楽しんでもらえる」と語るこのイベントには、番組パーソナリティの長岡氏もMCとして参加。まさにラジオから生まれた「絆」が、福岡の冬を熱く彩ることとなりそうだ。
※この記事はPodcast番組をもとにAIを用いて自動生成されたもので、誤った情報や不完全な記述を含む可能性があります。正確性や品質は保証されませんので、必要に応じて他の情報もあわせてご参照ください。