内海あさ「歩きながら収録」で多忙を乗り切る

サラリーマンでありながらポッドキャスターとしても活動する内海あさが、自身の番組「忘れてみたい夜だから」で、多忙を極める近況を赤裸々に語った。驚くべきことに、今回の収録は移動中に「歩きながら」行われたという。

本業とクリエイター活動、さらには資格勉強に追われるリアルな日常と、それでもファンとの交流を大切にする想いを明かしている。時間のない中で絞り出すように語られた言葉からは、彼女の誠実な人柄と活動への並々ならぬ情熱がうかがえる放送となった。

歩きながら収録の過酷な日常

番組は「こんばんは。内海あさです」といういつもの挨拶で始まったものの、その直後、リスナーの耳を疑うような事実が明かされた。内海は、「結局、全く時間取れず、歩きながら収録しています」と、なんと屋外を歩きながら収録しているという異例の状況を告白。

多忙な日々を送る彼女の切迫した様子が伝わってくる幕開けである。その理由について、「最近ずっと仕事が大変なんですけれども、なんとか頑張れてはいると思います」と、まずは本業が多忙な時期にあると説明した。しかし、彼女を悩ませているタスクは仕事だけにとどまらない。クリエイターとしての活動や自己投資にも全力で取り組むがゆえの、タスク過多な現状を吐露している。

今週末に迫る文学フリマへの奮闘

多忙を極める大きな要因の一つが、今週末の11月23日日曜日に開催される「文学フリマ東京」への出店だ。内海は「愛の抵抗」というユニット名義で、しだちゃん氏と共にイベントに参加するという。

ブースは「南3・4ホールのせ34」で、ダイエットをテーマにした本「あすけん生活」を頒布する予定である。本そのものは以前のイベントで完成していたものの、「売り場のアップデートの方を少々頑張っておりまして」と、より良い形でファンを迎えるための準備に追われていたことを明かした。

しかし、その準備も順風満帆とはいかず、「宅配搬入しようと思ったけど間に合わずでした。全く何も間に合いませんでした」と告白。結果的に、気合でスーツケース一つに荷物を詰めて会場へ向かうことになったようだ。この経験から、「平日の自分を信じるのはもうやめにしようと思いましたね」と自嘲気味に語る場面も見られた。

「こんな時だからこそ」配信への想い

文学フリマの準備に加え、「YouTubeの作りたい動画も3本ぐらい溜まっており、noteも書きたいネタが2本ぐらい溜まっており、ジムにも行けず、自炊もできず、ITパスポートも来週」と、まさに八面六臂の活躍の裏にある、息つく暇もない日常を赤裸々に語った内海。

あまりの忙しさに、今回のポッドキャスト配信も一時は休むことを考えたという。しかし、彼女はファンへの想いを優先させた。「今週の『わす夜』も一言『お休みです』って配信しようかなと思ったけど、こんな時だからこそ配信したいなと思って、短いけど配信しました」と、苦しい状況だからこそ声を届けたいという強い意志を表明。

その言葉を裏付けるように、「時間ないなりに、文学フリマ用にポッドキャストのキーホルダー、グッズも手作りした」と明かし、ファンに来場を呼びかけた。収録の最後には、「すでに会社に遅刻するかギリギリのところの戦いをしながら歩いておりますが、ギリ間に合いそうです」と語り、最後の瞬間まで時間に追われながらも、どうにか日常と活動を両立させようと奮闘する姿で締めくくっている。