ミラッキ氏が注目新曲を解説、90年代音楽の再解釈を絶賛
音楽通として知られるミラッキ氏が、自身のPodcast番組「ミラッキの帰り道ラジオ」にて、最近リリースされた注目の新曲2曲を徹底解説した。この日の収録は、まちだガールズ・クワイアのライブを鑑賞後、町田駅で電車を待つわずかな時間に行われたもの。限られた時間ながら、氏の深い音楽知識と愛情が存分に語られる放送となった。
90年代後半のディスコサウンドを現代に
まずミラッキ氏が取り上げたのは、5人組アイドルグループ、ハッピー☆ファンファーレがリリースした『秒速ラヴァー』だ。この曲を「良いダンサブルなナンバー」と評し、その音楽的背景を詳細に分析していく。氏によると、この楽曲には70年代から80年代にかけてのディスコサウンドの系譜、特に「とんねるずの匂いがする」と指摘。
具体的には、とんねるずがテレビ番組で展開した「ソウルとんねるず」や、90年代後半に一世を風靡した「野猿」を彷彿とさせると語った。「野猿はたいして聴いていないのに、それでも野猿の音楽ってなんとなく脳裏には残っていて、これが90年代後半のCDバカ売れ時代のあるある」と、当時の音楽シーンの空気を懐かしむ。
さらに氏は、ブラックビスケッツや、ユーロビート路線から転換した後のMAXといったアーティスト名を挙げ、97年から98年頃の「ちょっと大人っぽい時代」のディスコサウンドに通じるものがあると解説した。
90年代という時代は、60年代後半生まれのクリエイターたちが、ビートルズの時代や青春時代だった80年代前半の音楽を取り入れ、それまでの音楽の蓄積の上にリアルタイムの流行を加えて新しい音楽を生み出した「キメラ的な音楽」の時代であったと持論を展開。
その流れの中で90年代後半に再びディスコサウンドが注目され、99年のモーニング娘。『LOVEマシーン』で一つの到達点に至ったと分析する。ハッピー☆ファンファーレが、その特定の時代のサウンドを現代に蘇らせている点について、「ここをやるっていうのはなかなか無いような気がする」と述べ、「歌い回しも含めてサマになっててかっこいい」とその完成度を絶賛した。
予測不能な展開が魅力のプログレ的楽曲
続いて紹介されたのは、女性グループLADYBABYの『メロメロメロイック』である。ハードロックやヘヴィメタルを想起させるサウンドかと思いきや、曲の途中でリズムや曲調がガラリと変わる展開に驚いたという。しかし、その変化が「『仕掛けてまっせ、やってまっせ感』満載というよりは、『お、こう行きますか』と自然に心を持っていく感じがして、いいなと、かっこいいなと思いました」と、その構成力を高く評価している。
この自然で巧みな展開は、中途半端な仕掛けでは成立しないものであり、「かっこよく決まっているからこその、『はいはい、仕掛けましたね』感ではなく、こちらが受け止めることができた」と、聴き手として素直に感銘を受けた様子だ。
そのクオリティの高さから、「これはどういうディレクションをするとこういう風に、メンバーの皆さん歌い上げることができたのか」と、制作の裏側にも強い興味を示した。複雑な楽曲だけにライブでの再現性も気になるところだとしつつ、この楽曲が持つ壮大さを「ある種のプログレな感じもする」と表現し、その奥深さを讃えている。
最後にミラッキ氏は、今回紹介した2曲について、全く異なるジャンルでありながら、「音楽のジャンルもちょっと懐かしいところを持ってきつつ、この現代でどうやって表現していくかというのも取り組んでいる楽曲」という点で共通していると総括。過去の音楽へのリスペクトと現代的なアプローチが融合した2曲の魅力を熱弁し、番組を締めくくった。
※この記事はPodcast番組をもとにAIを用いて自動生成されたもので、誤った情報や不完全な記述を含む可能性があります。正確性や品質は保証されませんので、必要に応じて他の情報もあわせてご参照ください。