鬼才ブライアン新世界、新作に80年代J-POPの魂宿る

2025年12月17日

音楽紹介Podcast「ミラッキの帰り道ラジオ」にて、男性ソロアーティスト、ブライアン新世界のニューアルバム『靴下片っぽヒーロー』が「素晴らしいアルバム」として大絶賛された。12月17日にリリースされた本作は、15曲入り収録時間1時間というボリュームでありながら、パーソナリティが「全曲取り上げたいレベル」と語るほどの濃密な内容となっている。

オリジナリティ溢れる声とリアルな歌詞世界

まずパーソナリティが特筆したのは、ブライアン新世界の「聴いたらすぐ分かる」という唯一無二の声の魅力である。

その上で、楽曲ごとに描かれる歌詞の世界観にも言及。人生における悩みや不安、日常に潜むしんどさといった重めのテーマを、非常に具体的かつ芯を食った表現で描いていると分析した。

ともすれば聴くのが辛くなるようなシリアスな物語を扱いながらも、日本語を意識せずとも楽しめる上質なメロディーとアレンジが施されているのが、ブライアン新世界の真骨頂だと語る。

「一旦音楽として聴いてもらいたい」と、その音楽性の高さを強調。シリアスなテーマとポップな音楽性という、絶妙なバランス感覚がこのアルバムの大きな魅力の一つとなっているようだ。

80年代Epic/Sonyサウンドへの深い敬愛

番組内で特に熱を帯びて語られたのは、アルバム全体を貫く音楽的背景である。 パーソナリティは本作を「Mr. Epic/Sony。しかも80年代Epic/Sony」と表現し、佐野元春や大江千里を彷彿とさせる歌い方、楽曲によっては小室哲哉特有のコード進行(小室進行)が用いられていると指摘した。

さらに、80年代の洋楽ファンも楽しめるキーボードの音色選びにも触れ、「これは80年代のEpic/Sonyが好きな方は、まず聴いてもらいたい」と断言。キーボードの音色一つひとつに「熟慮して楽しんで音を選んでいるんじゃないかな」と、アーティストの深いこだわりと音楽愛を感じ取っている。

変幻自在に名曲のオマージュを散りばめる

番組では収録曲の中から7曲がピックアップされ、その多彩な音楽性が解説された。『WABI-SABI It’s gone~チラリズムの彼方~』では、安全地帯時代の玉置浩二や岡村靖幸を思わせるねっとりとした歌唱法を披露。

歌詞には「iPhoneとかノイキャンとか出てくるので、もう完全に現代なんです」と、80年代風サウンドと現代的な歌詞のギャップの面白さを語った。続く『オイリー・ユー~カツ望の天使~』は佐野元春の「ガラスのジェネレーション」のようなパワーポップ、『靴下片っぽヒーロー』では大江千里風のサウンドにヴァン・ヘイレンの「JUMP」を思わせるフレーズを盛り込むなど、変幻自在のオマージュが展開される。

さらに『PRESSURE』では、ジャクソン5の「I Want You Back」的なコード展開を独自に昇華させており、その手腕に感嘆の声を漏らしていた。

時代を横断する革新性と今後の飛躍への期待

アルバムは80年代へのオマージュに留まらない。『ふぞろいの半熟たち』では、ブレイクビーツとピアノ、ラウドなギターを組み合わせ「どの時代にもない曲」と評価。

一方で『我、割れた』では、シーナ&ザ・ロケッツやミッシェル・ガン・エレファントを彷彿とさせる鋭利なロックサウンドで、アイデンティティというテーマに鋭く迫った。

アルバムの最後を飾る『プロポーズソング』は一転、PPPH(パンパパン・ヒュー)ができるアイドルポップ風の可愛らしい一曲で、松田聖子の名曲のテイストも感じさせるとのこと。

パーソナリティは、このクリエイティビティの幅広さから「この方だったら曲作ってもらえるって思ったグループとかプロデューサーとかが、きっと楽曲依頼していくことになるんじゃないかな」と、今後のさらなる飛躍を予測。

「隙なく素晴らしい音が楽しい。それでいて、歌詞だけでも一つ特集ができてしまうぐらいの名盤」という最大級の賛辞で締めくくった。

※この記事はPodcast番組をもとにAIを用いて自動生成されたもので、誤った情報や不完全な記述を含む可能性があります。正確性や品質は保証されませんので、必要に応じて他の情報もあわせてご参照ください。