福岡の名シェフ、名菓「通りもん」フレンチ化告白
KBCラジオ『ポジモん』に、福岡を代表するフレンチシェフの福山剛氏がゲストとして登場。台本一切なしのフリートークで、自身の料理人としてのルーツや独創的な料理の誕生秘話、そして地元・福岡への熱い思いを語った。
福山氏は福岡市内でレストラン「Goh」と「GohGan」を営む実力派。番組冒頭では「素人ですから、本当に」「怖い、怖いんだけど」と緊張を隠せない様子だったが、トークが始まるとお茶目な人柄をのぞかせながら、その半生を振り返った。
小学生でとんかつ、誕生日プレゼントは調理器具
料理人としての原点は、驚くほど早い時期に芽生えていたという。福山氏は「僕、小学校から料理が好きで」と明かし、共働きの両親のために料理を始めた過去を告白。
「子供の時から包丁使ったりして、いろんなカレーとか、とんかつとか作ってました」と語ると、スタジオからは驚きの声が上がった。小学生で揚げ物までこなしていた早熟ぶり。
その情熱は誕生日プレゼントにも表れており、「ケーキを作る道具とか、材料とかをもらって喜んでました」という。まさに、なるべくしてなった料理人であった。
しかし、その道は決して平坦ではなかったようだ。18歳で料理の世界に飛び込むも、現場の厳しさに直面。「きつくて、2年3年はやめようと思ってて。好きなものは趣味がいいなと思ってましたね」と、一時は料理が嫌いになった時期があったことを打ち明けた。
そんな苦しい時期を乗り越える原動力となったのは、やはり客の存在。「やっぱ料理ができるようになって、その作ったのが、そのお客さんに喜んでもらって、そういうのでこう、ちょっと良くなったなって感じ」と、自身の料理で人が笑顔になる喜びが、再び料理への情熱に火をつけたのだった。
博多名菓が前菜に?独創的フレンチの誕生秘話
西中洲で20年間営んだ「Goh」は一つ星を獲得するほどの人気店となったが、福山氏の探求心は止まらない。現在はキャナルシティ博多前に移転し、よりカジュアルなアジアンフレンチ「GohGan」と、自身の集大成である「Goh」の2店舗を展開。
自身の料理を「フュージョン」と称し、「好き勝手していいって感じ」「ただ美味しいものは作ってるって感じですね」と自由な発想で腕を振るっている。
その象徴的な一皿が、博多名菓「通りもん」を使った前菜だ。福山氏は「通りもん切って、で、中にそのフォアグラとか入れて、なんかフルーツとか入れて、今Goh りもんっていう料理を作ったりしてます」と衝撃のレシピを公開。
これは「通りもん」の社長が来店する際にサプライズで提供したのがきっかけで、「『美味しい』って言われて、『これをだして』って言われて、それからやってます」と、今や社長公認メニューになったという誕生秘話を語った。
他にも、仕事で訪れたモスクワの朝食から着想を得た料理を出すなど、世界中からインスピレーションを得て、常にアップデートを続けている。
地元福岡への愛と若い世代への思いを語る
福岡で生まれ育ち、地元に根を張って料理を提供し続ける福山氏。「やっぱり、福岡の人に喜んでいただいて」と語るその表情からは、深い地元愛がうかがえる。そして今、自身の役割はそれだけにとどまらない。
「今は結構年齢もいってきたんで、若いシェフとかいろんな人に夢を持つような仕事になればいいなと思ってます」と、後進の育成と飲食業界の未来を見据えていることを明かした。
番組の最後には、店の予約状況に触れつつも、自身の気さくな人柄を示すように「特に女性に話しかけていただいたら嬉しいです」とコメントし、スタジオの笑いを誘っていた。
※この記事はPodcast番組をもとにAIを用いて自動生成されたもので、誤った情報や不完全な記述を含む可能性があります。正確性や品質は保証されませんので、必要に応じて他の情報もあわせてご参照ください。