2026年トレンド予測「メンパ」の時代到来か

2025年12月30日

日経BPで日経エネルギーNEXT編集長を務める山根小雪氏がラジオ番組に出演し、自身が所属する日経BPが発表した「2026年消費トレンド予測」について語った。年末の放送にふさわしく、来たる年の消費の動向を占う3つのキーワードが解説された。

春秋が消える?日本の「二季化」

最初に山根氏が挙げたトレンドは「二季化」。近年の温暖化により春と秋が短縮され、実質的に夏と冬の二季になりつつある日本の気候変動を捉えた動きだという。企業側もこの変化に対応した商品開発を加速させていると指摘した。

アパレル大手の三陽商会では、2024年から商品展開カレンダーを刷新。従来8月頃から並び始めていた秋物を改め、5月から9月までの計5ヶ月を「夏」と定義し、夏物衣料を販売する戦略にシフトしたと説明した。「9月になったらちょっと暑くても秋っぽいもの着るのがおしゃれだよねみたいな時代もあったけど、8月に秋物?無理無理無理」というスタジオの共感の声が、変化の大きさを物語る。

また、食品メーカーの味の素は、残暑の厳しい時期を「まだ夏」という新しい季節と定義し、「春、夏、まだ夏、秋、冬」という「五季」を提唱していることを紹介。「彼らにとっては秋はすごく商品を売りたいタイミングなんですよ。でも今まで通りの調理方法は嫌だっていうのがあるから、『まだ夏』っていう季節にして、火を使わなくてひんやりしてるんだけど秋の食材を使うっていう提案をする」と、企業のしたたかなマーケティング戦略を解説した。

喧騒を離れるプライベートラグジュアリー

続いてのトレンドは「プライベートラグジュアリー市場誕生」。インバウンドの活況で観光地が混雑するオーバーツーリズムを背景に、日本人が国内旅行の行き先として、喧騒から離れた閑静な小規模宿泊施設を選ぶ傾向が強まっていると分析する。

この市場のキーワードとして山根氏が挙げたのが「オフグリッド」。エネルギー専門誌の編集長でもある同氏は、「グリッドっていうのは電力のネットワークのこと言うんですよ。それから外れる。つまり、電線とかが繋がってないところにポツンとある宿泊施設って意味です」と専門的な知見を交えて分かりやすく解説。

太陽光パネルと蓄電池で電力を、特別な設備で水を自給自足するこれらの施設は、これまで宿泊が難しかった国立公園や山中などでの滞在を可能にすると語った。山根氏は「オフグリッドでホテルとか検索してみてくださいよ。めっちゃおしゃれ」と興奮気味に語り、その魅力は単なる利便性だけでなく、デザイン性の高さにもあることをうかがわせた。

コスパ、タイパの次は「メンパ」

最後に紹介されたのが、最も斬新なキーワード「メンタルパフォーマンス」、通称「メンパ」だ。コストパフォーマンス(コスパ)、タイムパフォーマンス(タイパ)に続く新しい価値基準で、「メンタルを削りたくない、メンタルを無駄に消費したくない」という現代人の心理から生まれてきた概念であると説明。

その一例として、AIが進化し、個人の好みに合わせて商品の検索から比較、購入までを代行する「AIエージェント」の登場を予測。これにより、買い物の意思決定で消費していた精神的な労力が削減されるとした。

一方で、3時間を超える映画『国宝』のヒットや、アニメの展覧会に若者が殺到する現象を挙げ、「タイパとはじゃあ逆行するようなところもある」と指摘。あえて非効率なことに時間や労力を費やし、精神的な満足感を得ることも「メンパ」を高める行動だと述べた。

山根氏は「若者のトレンドを色々分析していると、コスパとタイパで大体今まで分析できてきたんだけど、なかなか分析できない事象が出てきていて」と、この新概念が生まれた背景を明かし、今後の消費行動を読み解く鍵になると締めくくった。

※この記事はPodcast番組をもとにAIを用いて自動生成されたもので、誤った情報や不完全な記述を含む可能性があります。正確性や品質は保証されませんので、必要に応じて他の情報もあわせてご参照ください。