ミラノ・コルチナ冬季五輪を"音楽"で総括

ミラノ・コルチナ冬季五輪を"音楽"で総括
スポーツ文化評論家・玉木正之のCatch Up
13分31秒2026年2月25日

スポーツ文化評論家の玉木正之氏が2月25日、RKBラジオの番組に出演。閉幕したばかりのミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪を振り返り、開閉会式でのオペラ演出や、フィギュアスケートの選曲に込められた意図を独自の視点で分析した。

オペラは高尚なものではなく大衆文化

五輪の演出について、玉木氏は「オペラファンにとってもたまらない大会だった」と語る。開会式で大作曲家たちのキャラクター(着ぐるみ)が登場した演出を絶賛し、「オペラは本来、大衆文化。日本の音楽教室にいかめしい顔で肖像画が飾ってあるのは間違いだ」と断言。

イタリアの人々が「俺たちの文化だ」と誇りを持ち、心からオペラを楽しむ様子に感銘を受けたという。数々の華やかな衣装が披露された閉会式についても、「次は何が出るんだろうとワクワクした」と振り返っている。

坂本花織の選曲に込められた強い意志

話題はフィギュアスケートにも及び、見事銀メダルを獲得した坂本花織の演技に言及した。玉木氏は、後半に使用されたエディット・ピアフの楽曲の真意を解説する。

この曲は日本では一般的に『水に流して』と訳されるが、原題(Non, je ne regrette rien)の本来のフランス語の意味は「私は絶対に後悔しない」であると力説。試合後、記者が再挑戦の有無や進退を問うたことに対し、「あれはナンセンスな質問。彼女の選曲の意図まで分かっていれば、あの場であの質問は出てこないはずだ」とメディアの姿勢に苦言を呈した。

芸術表現と政治的メッセージの境界線

一方、鍵山優真が使用した『トゥーランドット』については、男性が演じる難しさを指摘。イタリア現地の観客はオペラの物語の背景をすべて理解しているため、選曲の重みが違うと語る。

また、スケルトン競技において、ウクライナの選手が戦死した仲間の写真を貼ったヘルメットを使用し、オリンピック憲章違反として失格となった件にも触れた。

玉木氏は、2002年のソルトレークシティ五輪でキング牧師の演説が音楽に使用された事例を挙げ、「音声(音楽)でのメッセージが許されるなら、あのヘルメット(視覚的メッセージ)も許されて良かったのではないか」と問題を提起。

芸術表現と政治的メッセージのバランスが、今後の五輪の大きな課題として残った大会であったと総括している。

ミラノ・コルチナ冬季五輪を"音楽"で総括
スポーツ文化評論家・玉木正之のCatch Up
13分31秒2026年2月25日

※この記事はPodcast番組をもとにAIを用いて自動生成されたもので、誤った情報や不完全な記述を含む可能性があります。正確性や品質は保証されませんので、必要に応じて他の情報もあわせてご参照ください。