土屋礼央、ラジオ原点の地で語る「トークの基本と音声の魅力」
ミュージシャンでラジオパーソナリティの土屋礼央が、ポッドキャストの新番組『ぽっどでの新人』の初回ゲストとして出演した。
収録は9月中旬、土屋のラジオ人生の原点ともいえる東京・芝浦ふ頭のレインボーブリッジ下からスタート。23年来の付き合いとなる番組案内役の田野幸伸氏を相手に、自身のトーク術の極意や音声メディアの魅力について熱く語った。
23年来の絆、原点はレインボーブリッジ
番組の案内役を務める田野幸伸氏は、かつて土屋の初冠ラジオ番組『土屋礼央のオールナイトニッポン』(2002年開始)でアシスタントディレクターを務めていた人物。土屋が25歳、田野氏が24歳だった頃からの付き合いだという。そんな二人のラジオ人生が交わった思い出の地が、このレインボーブリッジであった。
土屋は、「僕ね、オールナイトニッポンがラジオデビューなんですよ」と明かし、当時を回想。番組開始時、「お前はまだスタジオで喋る権利はない」「まずは外ロケで磨いてこい」と告げられたそうだ。そして最初の指令が、「この1時間半の間にレインボーブリッジを歩いて(お台場の)スタジオまでたどり着いたらスタジオで喋らしてやる」という企画だったことを振り返った。
田野氏は、この番組もポッドキャスト界の新人であることから、土屋のラジオ人生のスタートにあやかり、この場所での収録を決めたと語る。23年の時を経て、二人のラジオの原点から新たな番組が幕を開けることとなった。
トーク術の極意「面白いと思うことだけ喋れ」
番組では、土屋が長年培ってきたトーク術の神髄にも迫った。元々はライブのMCで「音楽だけで満足させることができない人もいるだろう」という思いから、音楽と同じ熱量で台本を作り込んでいたと明かす。その経験がラジオでのトークの礎となっているようだ。
特に大きな転機となったのは、『オールナイトニッポン』時代にディレクターから受けた金言だった。当時、リスナー層に合わせて流行していた『ONE PIECE』を一生懸命勉強して話したところ、「お前の『ONE PIECE』の話は知識のひけらかしでしかない」と一喝されたという。
続けて「そんなことよりもお前の好きな『キン肉マン』を『ONE PIECE』好きの人にも分かりやすくいろんなものに例えて喋るのがお前の役目だ」と言われたことが、自身の核になったと語った。知識で語るのではなく、愛情を持って自分が本当に面白いと思うことを熱く語ることの重要性を強調する。
音声メディアは聴き手の想像力を刺激する
土屋は、テレビなどの映像メディアと音声メディアの違いについても持論を展開。映像が「いかに驚かせて注目させるか」であるのに対し、音声は「いかに会話のようにして相手に余白を与えるか」が大事だと分析した。
「漫画がテレビだとすると、音声メディアは小説」と例え、聴き手自身が想像することで、より深く記憶に残るメディアであるとの考えを示した。
これからポッドキャストを始めたい人に向けては、「人気者になれますよというよりは、まず自分と向き合えるってとこが俺は入り口のほうが入りやすい気がしてて」とアドバイス。「喋るっていうデトックス」として、まずは自分のために話すことを推奨した。
承認欲求が先行するとうまくいかないと警鐘を鳴らし、あくまで自分の内なる衝動から始めることが肝心だと力説した。
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