巨大団地の魅力とは?「団地番組」が福岡・日の里を探訪
団地愛好家として知られる宮本啓丞がパーソナリティを務めるポッドキャスト番組「Shall We 団地?」が、番組3周年を記念して福岡県宗像市にある「日の里団地」を訪れた。
ディレクターの有馬氏と共に、国内でも有数の規模を誇るニュータウンの散策に臨んだ様子が配信されている。宮本氏は冒頭から「早速面食らうぐらい、でかいっすね」とその規模に圧倒される様子を見せた。
トンネルを抜けるとそこは団地だった
散策は、先週訪れた1丁目からUR日の里団地のある5丁目へと続く、車道の下に設けられたトンネルから始まった。このようなトンネルは落書きの標的になりがちだが、宮本氏は「何にもないよ、見てこれ」と、落書き一つない綺麗な状態に驚きを隠せない。
住民のマナーの良さに感心しつつトンネルを抜けると、目の前には広大な団地風景が広がる。「トンネルを抜けるとそこは団地だったって感じじゃない」と、まるで文学作品の一節のような言葉でその感動を表現した。
竣工年と間取りから読み解く団地の歴史
日の里団地は1971年(昭和46年)に竣工しており、宮本氏自身と「同い年」であることが明かされた。いわゆる「板チョコ型」と呼ばれる住棟を観察し、階段室にダストシュートの痕跡がないことから「ダストシュートがなくなったくらいの頃の板チョコ住棟ですね」と分析。
さらに、住棟によって風呂釜の給排気口の有無が異なる点に着目し、「32号棟、33号棟は、お風呂はベランダ側だわ」と間取りの違いを即座に見抜くなど、長年の団地鑑賞で培われた鋭い視点を披露した。
レゴブロックのような美しい不規則性
この団地の大きな特徴は、住棟の配置にある。全ての住棟が同じ方向を向くのではなく、それぞれが異なる角度で建てられており、宮本氏はその不ぞろいな景観を「美しいね」と絶賛した。
有馬氏も「レゴのブロックを、ばらーっと床に撒いたぐらい」と的確に表現し、整然と並んでいないからこその魅力を語り合った。紅葉で色づいた木々とコンクリートの建物が織りなす風景に、「新緑とかね、夏の緑と団地もいいけど、色づいた木々のこの風景もいいじゃないですか。コンクリートとの共演が」と、季節ごとの団地の表情を楽しむ様子がうかがえる。
団地内にあった幻のビニールハウス
散策の途中、住棟のピロティを抜けると、競技場の観客席のように段々になったユニークな広場が出現した。ここで宮本氏は、以前この場所で「日の里ファーム」という名の菜園が営まれていた過去を明かす。
少子化で使われなくなった公園を有効活用する試みだったそうで、「コンクリート住棟が立ち並ぶ中に忽然と現れるビニールハウス」という当時のシュールな光景を回想。潤沢なオープンスペースを持つUR団地ならではの可能性について言及する場面もあった。
案内図から判明した「欠番」の正体
さらに歩を進めると、賃貸住棟の番号が33号棟から52号棟へと大きく飛んでいるというミステリーに直面した。しかし、団地内に設置された案内図を確認すると、その謎はすぐに氷解する。飛んでいた37号棟や38号棟は「分譲」と記されており、現在はURの管理ではない分譲棟であることが判明したのだ。
宮本氏は「書いてあります、答えが。分譲」と、謎が解けた瞬間の興奮を伝えた。今回の散策はまだ道半ばであり、「こっから先がね、さらに日の里団地は面白くなってますんで」と、次回への期待感を煽って締めくくっている。
※この記事はPodcast番組をもとにAIを用いて自動生成されたもので、誤った情報や不完全な記述を含む可能性があります。正確性や品質は保証されませんので、必要に応じて他の情報もあわせてご参照ください。