団地探訪番組、福岡で奇妙な欠番の謎に迫る

2025年9月4日

団地を歩きながらその魅力を語るポッドキャスト番組「Shall We 団地?」の最新エピソードが配信され、パーソナリティの宮本啓丞氏とディレクターの有馬氏が福岡市早良区のUR四箇団地を訪問。団地に潜む「欠番」の住棟番号のミステリーに挑む様子が放送された。

広大な敷地を誇るこの団地で、なぜか地図から消えたかのように存在する「7号棟から12号棟」の謎を、二人が足で稼いで解き明かしていく。

存在しない住棟、欠番の謎に迫る

番組冒頭、宮本氏は「欠番になっている住棟番号ね、あれが6まであるけど7から12までがないっていう話なんで」と、この日の調査テーマを提示。

ディレクターの有馬氏が「7から12?」「まだ5つもありますよ」と驚きの声を上げるなど、ミステリーの幕開けを予感させる展開となった。

二人は早速、その謎を解明すべく欠番エリアへと足を運んだ。現地調査を進めると、6号棟があった場所は幼稚園に、7号棟は宅地として分譲され戸建て住宅が建ち並んでいることが判明。しかし、残る8号棟から12号棟の謎は深まるばかりであった。

航空写真が明かす意外な土地利用

ここで宮本氏が「そこで取り出しましたる昔の航空写真」と、調査の切り札を披露。団地造成当初の航空写真と現在の地図を比較し、謎を次々と解き明かしていく。

8号棟の敷地には、昔から西鉄バスの車庫が存在していたことが判明。さらに、9号棟から12号棟の場所について、有馬氏が「うわ、昔は住棟がここあったんですね」と驚愕するのも無理はない。

かつては4つの住棟が建っていたその場所は、現在では「福岡市早良南地域交流センター(ともてらす早良)」という巨大な公共施設に生まれ変わっていたのである。

宮本氏は、団地の活性化のため「いくつも住棟をなくして、みんなで使える施設を作ろうっていうことなんでしょうね」とその変遷の理由を推察した。

斜めの土地を活かす雁行住棟の美学

欠番の謎を解明した一行は、団地の南東端に位置する特徴的な55号棟へと向かった。そこにあったのは、ギザギザの形状が目を引く「雁行型」の住棟である。一見すると奇抜なデザインだが、これには深い理由があった。

宮本氏は、隣接する土地が斜めになっていることに触れ、「建物全体は斜め向いてるけど、窓はちゃんと真南を向いてるじゃないですか、雁行にしてることで」と解説。斜めの土地を有効活用しつつ、全戸の日当たりを確保するための建築家の知恵であることを明らかにした。

その機能美に、宮本氏は「雁行住棟ってかっこいいよね」と感嘆し、有馬氏も「おしゃれ」と同意。団地建築の奥深さに改めて魅了される二人であった。

猛暑の中でのロケに「8月の日中に来るべきではない」と本音を漏らす場面もあったが、一つの謎から団地の歴史と工夫を紐解いていく、知的好奇心をくすぐる放送となった。

※この記事はPodcast番組をもとにAIを用いて自動生成されたもので、誤った情報や不完全な記述を含む可能性があります。正確性や品質は保証されませんので、必要に応じて他の情報もあわせてご参照ください。