2025年ヒット番付解説、世代間ギャップにスタジオ騒然
日経BPで日経エネルギーNEXT編集長を務める山根小雪氏が、ラジオ番組にコメンテーターとして出演。日本経済新聞社と日経トレンディがそれぞれ発表した「2025年ヒット商品番付」を元に、今年1年を多角的に振り返った。
東西の横綱は万博と『国宝』
山根氏はまず、両番付で上位を独占した東西の横綱を紹介。東の横綱は「大阪・関西万博」である。当初は開催が危ぶまれる声もあったが、最終的には約2900万人を動員する大成功を収めた。
山根氏は「そのうち6割以上が近畿2府4県から」とデータを提示し、特に地元関西圏からのリピーターが成功を支えた「ローカルな都市型万博だった」と分析。公式キャラクター「ミャクミャク」の関連グッズ売上は800億円に達し、万博全体の黒字化に大きく貢献したことも明かされた。
一方、西の横綱には映画『国宝』が輝いた。観客動員数1200万人、興行収入177億円を記録し、2002年の『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』を22年ぶりに抜き、実写邦画の歴代興行収入1位に躍り出る歴史的快挙となった。
山根氏は、映画のヒットが800ページにも及ぶ原作小説の売上を200万部押し上げるなど、出版業界にも好影響を与えた「二度三度美味しい」事例であったと解説している。
平成レトロブームに世代間ギャップ
今年のトレンドとして山根氏が次に挙げたのは「平成レトロ」。番付には「バンダイたまごっち」や「シール交換」といった懐かしいキーワードが並んだ。
しかし、この話題でスタジオの世代間ギャップが浮き彫りとなる。若者代表として出演していた中井さんが「周りの友達持ってますもんね、たまごっち」「シール帳持ってます」と語ると、他の出演者からは驚きの声が上がった。
特にシール交換の話題では、上の世代から「何を交換すんの?」と素朴な疑問が飛ぶ。中井さんが「買って貼ったシール帳を持ち歩いて、友達と交換する」と説明すると、さらに「じゃあ、キラキラででかいやつはキラキラとでかいやつの交換すんの?」との質問が。
これに中井さんが「そうです。等価交換。シールはちゃんと」と答えると、スタジオは納得と驚きが入り混じった空気に包まれた。平成の文化が形を変えつつも、現代の若者に受け継がれている実態が明らかとなった。
九州の星とキモかわブームの到来
続いて、九州発のヒットとして日経トレンディで8位にランクインした「長崎スタジアムシティ」が紹介された。J2「V・ファーレン長崎」の新本拠地であり、来場者数は旧スタジアムの1.9倍に増加。山根氏は「試合のない日にいかに盛り上げるかっていうのをすごく大事にしてて」と述べ、スタジアムにスーパーや大学、企業などを誘致し、365日賑わう街づくりを目指す先進的な取り組みであると高く評価した。
さらに、今年のもう一つの潮流として「ブサかわ・キモかわ」キャラクターのブームにも言及。「ラブブ」や「イタリアンブレインロット」といった名前が挙がったが、ここでも世代の壁が立ちはだかる。「イタリアンブレインロット」について、山根氏が「番付見てからこれググりましたよ」と告白すると、中井さんは「知ってました」と即答。
その正体を「AIが作った気持ち悪いキャラクターがひたすら出てきて、動いてるだけの動画」と説明されると、他の出演者は全くピンとこない様子。TikTokなどを中心に広がる新たなカルチャーに、ただただ驚くばかりであった。
一連のジェネレーションギャップに戸惑いを見せていた出演者たちも、「日経平均5万円」やAIを活用したボイスレコーダーといった話題になると、「あ、知ってる知ってる」と安堵の表情を浮かべる一幕も。
山根氏は最後に「物価高でお財布の紐は固くなってるんだけども、大型ヒットは結構続出した年が2025年だった」と総括。新旧のカルチャーが入り乱れた今年のヒット商品を振り返る、興味深い放送となった。
※この記事はPodcast番組をもとにAIを用いて自動生成されたもので、誤った情報や不完全な記述を含む可能性があります。正確性や品質は保証されませんので、必要に応じて他の情報もあわせてご参照ください。