「核心中の核心」とは?中国が台湾統一に見せる異常な執念

「ベネズエラ」で薄れた中国の大規模演習 その後
国際情勢を解説・飯田和郎のCatch Up
10分51秒2026年1月12日

国際情勢に詳しい元RKB解説委員長で福岡女子大学副理事長の飯田和郎氏が、1月12日に放送されたRKBラジオ『田畑竜介Grooooow Up』内のコーナー「飯田和郎のCatch Up」に出演。年明け早々に世界を驚かせたアメリカによるベネズエラ攻撃のニュースに触れつつ、その裏で起きていた中国による台湾近海での大規模軍事演習の深層について独自の視点で解説を行った。超大国の行動が国際情勢を揺るがす中、飯田氏はこの演習が持つ複数の狙いを紐解いていく。

##中国が示す台湾統一への異常な執念 まず飯田氏が注目したのは、昨年末に中国が台湾近海で行った大規模な軍事演習である。この演習に対し、中国国防省は「外から干渉しようとする企みを断固打ち砕く」との声明を発表した。飯田氏は、この「干渉」が台湾統一への干渉を指していることは明らかだと指摘する。さらに、中国指導部が台湾問題に言及する際に繰り返す、あるフレーズを紹介した。

「台湾問題は中国の核心的利益の中の核心である」。飯田氏はこの言葉について、「核心という単語を国語辞典で引くと、物事の中心や本質をなす部分と書いてある」と説明。中国が「核心的利益」と位置付けるチベットやウイグル、尖閣諸島問題などの中でも、「核心が2段重ねなのがこの台湾だけなんです」と強調した。

この特異な表現は、台湾問題が中国にとって絶対に譲歩できない最重要課題であることを示している。「日本語の言い回しとしては少し変なんですけど、台湾問題に関しては絶対に譲歩しないという中国の信念が滲んでますよね」と、その異常なまでの執着心を分析した。

演習が持つ「3つの狙い」とは

では、なぜこのタイミングで大規模な軍事演習を行ったのか。飯田氏はその目的を「台湾」「日本やアメリカ」、そして「中国国内」に向けた3つの要素があると分析する。第一に、台湾の頼清徳政権に対する牽制である。頼総統が中国を「境外敵対勢力」と呼んだことに対し、飯田氏は「このわずか漢字6文字には、中国の怒りを招く2つの要素があります。境外、境の外。中国は別の国だという意味」「もう1つは言うまでもなく敵対勢力。中国は敵だという意識ですよね」と解説し、中国の強い反発を招いたと語った。

第二の目的は、日本やアメリカに向けたメッセージ。高市総理による「台湾有事は日本の存立危機事態」との国会答弁や、アメリカのトランプ政権が承認した総額1兆7000億円にも上る過去最大規模の武器売却が、中国を刺激したとの見方を示している。そして第三の目的は、中国国内に向けたもの。これにはさらに二つの側面があるという。一つは国民に対し、戦後80年を前に「台湾統一は中華民族の悲願」であることを改めて訴える狙い。

もう一つは、中国人民解放軍内部の問題だ。飯田氏は、「制服組、つまり軍人がほぼ半数が失脚したまま」という軍最高指導機関の現状に言及。「3人が処分された理由はいつでも汚職」であり、習近平主席が「軍内部の引き締めのために軍事演習を挙行したと言ってもいいかもしれませんね」と、自身の権威維持も絡んだ複雑な内情を推察した。

世界の関心低下、ほくそ笑むのは誰か

これほど大規模な演習を行った効果はあったのか。飯田氏は、その答えが見える前に世界の関心がアメリカのベネズエラ攻撃やグリーンランド領有問題へと移ってしまったと指摘する。

国際社会からの注目は、中国からの圧力に抵抗する台湾にとって生命線でもある。「台湾からすると圧力を受ければ受けるほど内部で団結するし。ですけど、それもアメリカや日本の、世界の関心が台湾に向けられてこそできることなんですよ」と、台湾が置かれた危うい立場を憂慮。結果として、国際的な批判を覚悟で実施したはずの軍事演習は、他の大きなニュースによって「遠い過去の出来事のようにこの軍事演習になってしまいました」と語る。

そして最後に、「中国はすぐに台湾侵攻を開始するような状況にはありませんけど、一番今の状況をほくそ笑んでいるのは習近平さんだろうと思いますね」と、世界の目が他に向いている現状が中国にとって有利に働いている可能性に言及し、解説を締めくくった。

「ベネズエラ」で薄れた中国の大規模演習 その後
国際情勢を解説・飯田和郎のCatch Up
10分51秒2026年1月12日

※この記事はPodcast番組をもとにAIを用いて自動生成されたもので、誤った情報や不完全な記述を含む可能性があります。正確性や品質は保証されませんので、必要に応じて他の情報もあわせてご参照ください。

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