宮崎・大分がワンツー 地銀が牽引する九州の株価上昇
- 九州各県の上場企業の株価
- 鳥丸聡の九州経済Zoom Up
- 12分8秒2026年1月14日
エコノミストの鳥丸聡氏が、1月14日に放送されたRKBラジオ『田畑竜介Grooooow Up』に出演。好調な株式市場における九州企業の動向について詳細な解説を行った。昨今の株価上昇の裏側や、都道府県別の株価上昇率ランキングで九州勢が成し遂げた驚きの結果について語っている。
MBO増加と「株主ファースト」の現状
番組で鳥丸氏は、まず経営陣が参加する買収「MBO」の増加に言及。九州では「ほっともっと」などを運営するプレナスが数年前に実施しており、こうしたMBOによる上場廃止は2025年に過去最多の124社にのぼったという。
その背景について鳥丸氏は、証券取引所からの社外取締役増員の要請やPBR(株価純資産倍率)改善要求と、「物言う株主」からの短期的な利益還元圧力との「板挟みで長期的な経営計画を立てられない」状況を指摘。その結果、株式を非公開化する企業が増加していると分析した。
一方で、株主への配当金は10年前の2倍以上に増加し、日本の配当性向はアメリカを上回る39%に達している。これが海外からの投資マネー流入を招き、現在の株高を支えている側面がある。しかし、その裏で「大企業の利益に対する人件費の割合っていうのは、これ過去最低なんですよね」と鳥丸氏は警鐘を鳴らす。
利益の伸びが賃上げ率を上回っているためだとし、「客観的に眺めると株主よし、社員と世間はどうでもよし、となっているように見えなくもないような状況が今の株高」と、現在の市場が抱える歪みを鋭く指摘した。
九州が日本一?驚きの株価上昇率
続いて鳥丸氏は、日本経済新聞が発表した「プライム上場企業の都道府県別株価上昇率ランキング」という興味深いデータに焦点を当てた。九州7県にはプライム上場企業が合計34社しかない状況だが、ランキングの結果は非常に面白いものとなった。
ここで鳥丸氏は「昨年1年間の都道府県別株価上昇率日本一は、九州の県でした。どこの県でしょうか」と、スタジオの田畑竜介アナウンサーにクイズを出題。半導体工場で注目される「熊本」との答えが出たが、それは不正解。金利のある世界への移行がヒントだと語った。
宮崎・大分が全国ワンツーフィニッシュ
鳥丸氏が明かした正解は、なんと宮崎県。宮崎県のプライム上場企業は宮崎銀行1社のみだが、その株価が2025年の1年間で「なんと去年1年間で108%上昇」し、倍増したことが日本一の理由だと解説された。
この背景には、金利上昇による銀行の収益改善期待や、地銀再編への期待感から買いが集まったことがあると鳥丸氏は分析する。さらに驚くべきことに、全国2位もプライム上場企業が3社ある大分県であった。「ワンツーフィニッシュなんですよ、九州が」と鳥丸氏もその快挙に興奮気味に語る。大分銀行も宮崎銀行と全く同じ108%の上昇率を記録しており、九州の地方銀行が株価を大きく押し上げた格好だ。
九州全体のプライム上場企業34社でみても、株価上昇率は33%と、日経平均株価の26%を7ポイントも上回る好成績を記録。しかし、これは地銀株の上昇に支えられた面が大きく、全企業が好調というわけではないと冷静な視点も付け加えた。
最後に鳥丸氏は「株主よし、社員よし、世間よしっていうんですね、この三方よし」という近江商人の言葉を引用し、企業には持続可能な成長を期待したいと締めくくった。
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- 鳥丸聡の九州経済Zoom Up
- 12分8秒2026年1月14日
※この記事はPodcast番組をもとにAIを用いて自動生成されたもので、誤った情報や不完全な記述を含む可能性があります。正確性や品質は保証されませんので、必要に応じて他の情報もあわせてご参照ください。