被害額44億円超、福岡で急増するSNS型詐欺

67|【読者を守る「それ詐欺ばい!」キャンペーン】福岡市の68歳、立て続け2度の詐欺被害 「疑問を感じる時間がなかった」
西日本新聞me Podcast
31分36秒2026年1月18日

西日本新聞のポッドキャスト番組『西日本新聞me Podcast』に同社の記者が出演し、急増する特殊詐欺被害の深刻な実態と巧妙化する手口について警鐘を鳴らした。

番組には報道センターの泉岡さくら記者と原口桜子記者が登場。 日々、事件取材の最前線に立つ県警担当記者ならではの視点で、被害の実情や対策を語った。

過去最悪、福岡県内の深刻な被害状況

番組内で原口記者は、福岡県内の被害状況が極めて深刻であることを数字で示した。

県内の被害額は2025年10月末時点で約44億6000万円に上り、過去最多だった前年1年間の2倍に迫る勢いだという。 認知件数も2020年の201件から2025年には1000件を突破し、5倍以上に急増している。

原口記者は、当初は被害額100万円以上の事案を記事化していたが、「詐欺の記事ばっかりになってしまって」「1000万とかですね、ハードルを設けないと記事が溢れてしまうぐらいすごい件数」と、報道の現場も悲鳴を上げるほどの異常事態となっていることを明かした。

2ヶ月かけ信頼構築、SNS利用の巧妙手口

泉岡記者は、自身が取材した福岡市在住の68歳男性が立て続けに被害に遭った事例を紹介した。 この手口は、これまでの詐欺のイメージを覆すものである。

犯人はまずFacebookで「昔話したことがありますよ」と接触。 男性は当初心当たりがなかったものの、犯人が自身の個人情報を巧みに話すため、旧知の知人だと信じ込んでしまったという。

2ヶ月にわたり日々の食事の写真を送り合うなど友人としてのやり取りを重ね、信頼関係を構築。 その上で「戦地で働く医師」という設定を使い、「襲撃を受けた」「あなたが預かってくれ」などの名目で関税や手数料として次々に金銭を要求し、男性は計765万円を騙し取られた。

さらにその後、大阪府警の警察官を名乗る男から国際電話があり、「あなたに嫌疑がかかってます」と揺さぶりをかけられる。

ビデオ通話で偽の逮捕状や警察手帳を見せて信用させられた上で、さらに100万円を詐取されるという二重の被害に遭ったのである。

「自分は大丈夫」が危ない、最新手口への警鐘

誰が被害に遭ってもおかしくない状況に、記者たちは「自分は大丈夫と考えず、身近にあるものとして注意してほしい」と強く呼びかける。

原口記者は「正常性バイアスと言って、自分だけは大丈夫って人間思わないと生きていけない」と、誰もが持つ心理的な隙を突いてくる犯罪の悪質性を指摘した。

対策として、県警は「SNSで警察官が逮捕状を提示することはない」「『+1』などから始まる国際電話番号には出ない」「知らない人からの友達申請は拒否する設定にする」などを推奨している。

何より重要なのは、少しでも怪しいと感じたら一人で抱え込まず、すぐに家族や警察に相談することだ。 記者たちは今後も新聞社のキャンペーンなどを通じて、巧妙化する手口の周知と注意喚起を続けていくと語った。

67|【読者を守る「それ詐欺ばい!」キャンペーン】福岡市の68歳、立て続け2度の詐欺被害 「疑問を感じる時間がなかった」
西日本新聞me Podcast
31分36秒2026年1月18日

※この記事はPodcast番組をもとにAIを用いて自動生成されたもので、誤った情報や不完全な記述を含む可能性があります。正確性や品質は保証されませんので、必要に応じて他の情報もあわせてご参照ください。