ドン・ファン事件無罪、記者が説く法の本質

「紀州のドン・ファン」死亡 二審も無罪 刑事裁判は「真実を追求する場」ではない|2026年3月24日収録
聞く西日本新聞
45分9秒2026年4月6日

西日本新聞のポッドキャスト番組「きく、西日本新聞」にて、和歌山県の資産家怪死事件が取り上げられた。大阪高裁が元妻に下した無罪判決について、ベテラン記者が司法の原則という視点から鋭く切り込む内容となった。

疑わしきは罰せず、高裁の無罪判決を記者が解説

2018年、覚醒剤中毒で亡くなった資産家男性の事件を巡り、殺人罪に問われた元妻。一審に続き、二審の大阪高裁も無罪を言い渡す結果となった。判決では、被告が密売人と接触し薬物を入手した点や、ネットで「完全犯罪」を検索していた事実を認定している。しかし、殺害を実行したと断定する決定的な証拠は見当たらない。上田記者は、「被告が殺害したとは言い切れないというところで、無罪になった」とその背景を語る。

覚醒剤特有の苦みが立証を阻む、司法判断の壁

無罪の決め手となったのは、致死量の薬物をどう摂取させたかという謎だ。胃の中から検出された覚醒剤について、上田氏はその強烈な「苦み」を指摘する。飲み物に混ぜても即座に異変に気づくはずであり、無理やり飲ませることも困難だという。「絶対に食べさせられる以外にはあり得ないとまでは言えない」と、被告以外の可能性が残ることを強調した。自ら摂取した誤飲や自殺の線も完全には否定できず、検察側の主張は立証不足とみなされたのだ。

刑事裁判の目的は真実追求ではなく法の適用

上田氏は、「裁判は真実を追求する場ではなく、法と証拠に基づき有罪を判定する場所だ」と断言。国家権力による冤罪を防ぐため、被告の人権を最大限尊重する仕組みが不可欠だと説く。かつて誤認逮捕寸前の現場を取材した経験を持つ氏は、実名報道による名誉回復の難しさにも触れていた。和歌山毒物カレー事件との比較を通じ、司法の在り方を丁寧に紐解く。最後に司会の横山氏が「法律って、ようできとんな」と感嘆し、議論を締めくくった。

「紀州のドン・ファン」死亡 二審も無罪 刑事裁判は「真実を追求する場」ではない|2026年3月24日収録
聞く西日本新聞
45分9秒2026年4月6日

※この記事はPodcast番組をもとにAIを用いて自動生成されたもので、誤った情報や不完全な記述を含む可能性があります。正確性や品質は保証されませんので、必要に応じて他の情報もあわせてご参照ください。