「関係改善は困難」高市総理の対中姿勢に疑問
元RKB解説委員長で福岡女子大学副理事長の飯田和郎氏が、RKBラジオ『田畑竜介Grooooow Up』に出演し、高市早苗総理の「台湾有事」をめぐる国会答弁以降、冷え込みが続く日中関係について独自の視点で解説を行った。
11月7日の答弁から1ヶ月半が経過し、関係改善の糸口が見えないまま年を越しそうな現状に、「やはりちょっと気が重いですよね」と率直な心境を吐露。特に、臨時国会閉幕後に行われた高市総理の記者会見での発言が、今後の関係にさらなる影を落としかねないとの懸念を表明した。
「対話はオープン」発言の危うさ
高市総理は記者会見の冒頭、日中関係について「中国は重要な隣国で、建設的かつ安定的な関係を構築する必要があります」と基本的な立場を説明し、経済パートナーでもある隣国との前向きな関係構築の重要性を強調した。
しかし飯田氏が問題視したのは、その後の発言である。総理は続けて「懸案と課題があるからこそ、意思疎通が重要です。中国との対話については常にオープンです」と述べた。
この言葉について飯田氏は、一見前向きに聞こえるものの、「これを聞いて関係改善はかなり難しいなと感じる場面でもありました」と厳しい見方を示している。外交で頻繁に使われるフレーズの裏に潜む、深刻なすれ違いの可能性を指摘したのだ。
発信者と受信者の致命的なズレ
飯田氏の分析によれば、高市総理が意図する「オープンな対話」の呼びかけと、それを受け取る中国側の認識には、決定的な食い違いが生じているという。
そもそも現在の緊張の引き金となったのは、高市総理による「台湾有事は存立危機事態になりうる」という発言である。中国側はこれを「中国の内政に対する乱暴な干渉、さらには中国の核心的利益への重大な挑戦」と断じて強く反発している。
飯田氏は、この核心的な発言を撤回しないまま「お互いざっくばらんに話し合いましょう」と持ちかけても、中国側からすれば「その対話の環境を壊したのは高市総理、あなたじゃないですか」という反発しか生まないと解説する。
日本側の「柔軟な姿勢」のアピールが、かえって中国の不信感を煽り、問題をこじらせているのは中国側だと責任転嫁しているように受け取られかねないと警鐘を鳴らした。
「ボールは向こうにある」との類似性
さらに飯田氏は、この高市総理の姿勢を、交渉事で使われる「ボールは向こうにある」という表現になぞらえて説明する。
これは「次にアクションを起こすべきは相手側であり、責任の所在も相手にある」という含意を持つ言葉だ。高市総理の「対話はオープン」という発言は、中国側に対して「対話のテーブルに着くかどうかはそちらの判断次第だ」というメッセージとなり、「日本の言うオープンな対話の窓口へアプローチしなくてはいけないのは、こっちなんですか。こちらの責任とするつもりなんですか」という反感につながると分析。
政治家がしばしば用いるこの種の表現は、時として責任逃れの姿勢と映ることもあると、その危うさを論じた。飯田氏は、高市総理が政治スタンスから今後も発言を修正することはないだろうと予測している。
萩生田氏の訪台が与える影響
番組では、高市総理と政治的に近いとされる自民党の萩生田光一幹事長代行が台湾を訪問していることにも言及された。ただでさえ緊張が高まる中でのこの動きが、日中関係にどのような影響を及ぼすのか。高市総理の発言が投げかけた波紋は、いまだ収まる気配を見せず、今後の両国関係はますます予断を許さない状況となった。
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