心霊体験も受け止める震災記録プロジェクトの真髄
- 東日本大震災から15年
- 毎日新聞客員編集委員・元村有希子のZoom Up
- 13分11秒2026年3月12日
RKBラジオのポッドキャスト「元村有希子のZoom Up」の最新回が配信された。毎日新聞客員論説委員の元村有希子氏が、東日本大震災から15年を迎えた節目に震災の記録プロジェクトについて解説している。
消さないトラウマという新たな選択
関西学院大学の金菱清教授とゼミ生たちが取り組む活動は、被災者の心の内に分け入りその声を丁寧に拾い上げる。教授はトラウマを治療で消すべきものとせず、日常に組み込み立ち直りの糧にする相対的トラウマという概念を提唱した。大括りな記録では零れ落ちる個々の細やかな感情を学術的に残すことに心血を注いできた。
幽霊現象も受け止める温かな眼差し
活動の中には、津波で全てを失った場所でタクシー運転手が幽霊を乗せたという告白も含まれる。科学的には否定されがちだが、教授は運転手の被災体験や死者への温かな眼差しをそのまま受け止める構えだ。心のうちの襞の中に踏み込んでいく姿勢こそが、物語を紡ぐ鍵となっている。
遺族が墓前で語る感謝の真意
学生が聞き取りを行った成果が書籍として出版され、大川小学校で娘を亡くした遺族の姿も記された。悲しみを乗り越えるのは簡単ではないと吐露しつつも、墓参りでの心境には確かな変化が訪れる。当初は安らかにと声をかけていたが、いつしかありがとうという言葉に変わっていたという。当事者にしか発せられない言葉の重みを後世へ繋いでコーナーを締めくくった。
- 東日本大震災から15年
- 毎日新聞客員編集委員・元村有希子のZoom Up
- 13分11秒2026年3月12日
※この記事はPodcast番組をもとにAIを用いて自動生成されたもので、誤った情報や不完全な記述を含む可能性があります。正確性や品質は保証されませんので、必要に応じて他の情報もあわせてご参照ください。