川の視点から治水の常識を覆す「洪水礼讃」

#35『洪水礼賛』想定外が続くなら、アナキズムという劇薬を
BIBLIO JAM
23分33秒2026年9月17日

ポッドキャスト番組「BIBLIO JAM」にて、ナビゲーターの首藤淳哉とプレゼンターの内藤順が、ジェームズ・C・スコットの遺作『洪水礼讃――環境飼い慣らしの人類史』を取り上げ議論を交わした。本作は『ゾミア』で知られる政治学者が遺した注目作だ。

洪水は災害でなく川の深呼吸

内藤は「100年に一度の大雨」が頻発する現状に触れ、本作を「洪水は災害ではなく川の深呼吸」と捉える奇書だと紹介。近代国家が川を「水と人間」に単純化し、堤防で固めた結果として川底が上がり被害を拡大させる「医原性」を指摘する。

作中で生き物たちが会議を開き「川辺の民主主義」を要求する場面に首藤は戸惑いを見せるが、内藤は人間中心の視点から抜け出す思考の劇薬として著者の挑戦を読み解いた。

人間中心の視点を揺るがす名著

番組後半では、力づくで自然をねじ伏せるのではなく川にあふれる場所を返す「ソフトパス」の思想に共鳴。古代の洪水後退農業に触れ「洪水が家に押し寄せたのではなく、家が川に来た」と語る内藤の言葉に首藤も聞き入る。

人間優位の常識を覆す本作の魅力を熱弁し、知的刺激に満ちた番組を締めくくった。

#35『洪水礼賛』想定外が続くなら、アナキズムという劇薬を
BIBLIO JAM
23分33秒2026年9月17日

※この記事はPodcast番組をもとにAIを用いて自動生成されたもので、誤った情報や不完全な記述を含む可能性があります。正確性や品質は保証されませんので、必要に応じて他の情報もあわせてご参照ください。