米テロ主犯格の軍事裁判と40秒遅れの音声
- 9.11米同時テロから25年 変わり果てた世界に「別の道」はないのか|2026年9月15日収録
- 聞く西日本新聞
- 36分41秒2026年9月22日
音声番組「聞く西日本新聞」にて、元論説委員長の久保田正廣とMCの横山智徳が、発生から25年を迎えた米同時多発テロの現在地を語り合った。事件当時に自民党有力政治家宅で第一報を知った久保田は、福岡に残る被災レジの話も交え、今なお世界に残る爪痕の深さを振り返る。
拷問を巡る対立と未決の軍事法廷
話題は、事件を指揮したアルカイダ幹部ハリド・シェイク・モハメド被告の異例な軍事裁判へ。久保田は「2003年にパキスタンで捕まった」と指摘。CIAによる水責めなど国外での過酷な拷問の末に得られた自白の証拠能力を巡り、検察と人権派弁護団による法廷闘争が長期化している現状を浮き彫りにした。
40秒遅れで届く異例の傍聴システム
さらにキューバのグアンタナモ基地に置かれた特別軍事法廷の実態に迫る。死刑回避を条件とする司法取引が世論の反発で破談した経緯に触れ、久保田は「法廷はガラス越しに見られるが、音声は40秒遅れで聞く」と語る。国家機密の漏洩審査を経て音声が届く傍聴システムに、横山は「オープンな国といえばオープン」と応じるなど、超大国ならではの特殊な司法運用を明かした。
「これは現在進行形」と久保田が語るように、2026年現在も被告の罪は確定していない。25年を経ても決着しないテロの重い現実を伝えている。
- 9.11米同時テロから25年 変わり果てた世界に「別の道」はないのか|2026年9月15日収録
- 聞く西日本新聞
- 36分41秒2026年9月22日
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