ガソリン価格高騰の裏、記者が語る仕掛け
- 「なぜすぐ値上がり?」ガソリン価格の仕組みと脱炭素時代の石油依存リスク|2026年3月19日収録
- 聞く西日本新聞
- 42分48秒2026年3月23日
西日本新聞の記者がニュースを深掘りするポッドキャスト番組「聞く西日本新聞」が配信された。今回は生活に直結するガソリン価格の高騰をテーマに、福岡のニュースアプリ「西日本新聞Me」の横山智徳氏らが、複雑なエネルギー情勢を鋭く読み解いている。
ガソリン価格が即座に連動する意外な理由
番組内では、原油の先物価格が上昇すると数日で店頭価格が跳ね上がる現象に触れた。タンカーが日本に到着するまで約一ヶ月かかるため、「便乗値上げではないか」と疑う声も多い。これに対し上田記者は、石油元売りが毎週の卸値を「現在の原油価格」で決定している実態を明かした。ガソリンスタンドは薄利な構造であり、次の仕入れ資金を確保するために在庫分も現在の市場価格に合わせて売らざるを得ないという。上田氏は「売値は仕入れ値に連動しちゃう業界」だと語った。
報道される指標と実態の「ズレ」を指摘
話題は、ニュースで頻繁に引用される指標「WTI」にも及んだ。WTIは米国産の指標だが、日本が輸入する原油の九割は中東産だ。本来、日本の卸値は「ドバイ原油」の価格に基づき決まるはずである。上田氏は「新聞に載ってるのはWTIの値動きでしょ。これ実は矛盾してる」と指摘。指標が異なるため、WTIが下がっても国内価格が下がらない事態が起こるのだ。
滅びゆく産業が招く「断末魔の喘ぎ」とは
さらに、脱炭素の流れが価格不安定化に拍車をかけている。石油は将来的に需要が縮小する産業であり、新規投資や設備の更新が滞り始めている。需給バランスが崩れやすくなるこの現象を、経済学で「ラストガスペ(断末魔の喘ぎ)」と呼ぶ。上田氏は「将来的に石油の価格は乱高下しやすくなる」と警鐘を鳴らした。環境問題だけでなく国民生活の安定のためにも、化石燃料への依存脱却が急務となっている。多角的なエネルギーのベストミックスを模索する重要性を再認識させる内容となった。
- 「なぜすぐ値上がり?」ガソリン価格の仕組みと脱炭素時代の石油依存リスク|2026年3月19日収録
- 聞く西日本新聞
- 42分48秒2026年3月23日
※この記事はPodcast番組をもとにAIを用いて自動生成されたもので、誤った情報や不完全な記述を含む可能性があります。正確性や品質は保証されませんので、必要に応じて他の情報もあわせてご参照ください。